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『高速戦隊ターボレンジャー』(1989)

『高速戦隊ターボレンジャー』(1989)_e0033570_23211622.jpg『ゴレンジャー』は最初のうちだけ見ていて、『ジャッカー』は全く見ておらず、何故か『バトルフィーバー』の終盤だけ見て興味を持ち、『デンジマン』はちょこちょこ見ていて、『サンバルカン』は2~3本かな。
『ゴーグルV』も1話だけ? あとは『ダイナマン』も『バイオマン』も2~3本見ている程度。
しかし『チェンジマン』から熱心に見るようになり、『フラッシュマン』、『マスクマン』、『ライブマン』は1年間見続け、そしてこの『ターボレンジャー』から1クール前後でリタイヤするようになっちゃった、というのが僕の<スーパー戦隊>鑑賞歴。
『ファイブマン』以降の作品だと、1回も見たことなかったりする作品もありまして、そんな中で久々に全話見たのが『シンケンジャー』だったりするのだから、およそ<スーパー戦隊>ファンとはかけ離れてますな。

で、この『ターボレンジャー』、初のメンバー全員が高校生の戦隊(その割にモチーフが車ってのはどうなのよ?)で、ファンタジー色を前面に押し出しているので今までのシリーズとは毛色が違うということから結構期待して見始めたのは覚えてます。
しかも第1話が「10大戦隊集合 頼むぞ!ターボレンジャー」というスペシャル編!

『高速戦隊ターボレンジャー』(1989)_e0033570_23232915.jpgバトルフィーバーからライブマンまで10大戦隊のヒーローが総登場(この頃はゴレンジャーとジャッカーは別カウント)し、新ヒーローのターボレンジャーを紹介するという、実は11大戦隊集合の限りなく総集編に近い内容で、スーツアクターさんが足りなかったのか、集合シーンでは不格好だったり動きがぎこちないヒーローさんがチラホラ散見されるという残念な部分もありましたが、それでも50人以上のヒーローが揃った”絵”のインパクトはそれを補って余りあるというものでした。

2万年前、聖獣ラキアの下で人間と妖精は力を合わせ暴魔百族を封じ込めることに成功。しかし時は流れ、人々は妖精の存在を忘れ、自然を破壊し続けたことで妖精は次々と死んで行き、聖獣ラキアの力も衰えたことによって遂に暴魔百族が復活してしまう。
妖精族最後の生き残りのシーロンは、妖精を見ることが出来る5人の高校生を選び出し、5人はターボレンジャーとなって暴魔百族に立ち向かう、というのが発端部分。
ファンタジーとエコとの結びつきは自然ですが、これにメカの要素が加わると説得力がかなーり下がってしまうのが難ではありますが、まあ王道の設定でしょうか。

この劇場版では、封印されていた”守護神”とまで呼ばれていた不死身の暴魔獣ジャシンボーマが復活し、ターボレンジャーもその圧倒的強さの前に敗北を喫してしまいます。
ジャシンボーマを再び封印するには、妖精がその命と引き換えに発する「命のオーラ」しかないと、一人戦いに赴くシーロン。それを知ったターボレンジャーたちは、シーロンを救い出し、ジャシンボーマを倒すべく再び立ち上がる、という物語が展開されます。

内容はいいのだけど、この時期(公開が開始されたのはTVシリーズ第4話の放送日。撮影もおそらく1~2話か3~4話と同時進行でしょう)に最強の暴魔獣が出てきてしまうことに違和感を覚えてしまう。サービスはサービスなんだろうけれどね。
ただそれ以外に目玉がないんだよな、最近の作品は。単なるTVの1エピソードに過ぎず、映画館に足を運ぶに足るものが欲しい。


と、当時の自分のメモにありました。
『高速戦隊ターボレンジャー』(1989)_e0033570_232231100.jpg確かに「無敵」「不死身」と形容詞は付いていても、ジャシンボーマがどれだけ強いのかはわかり難いですね。ここら辺りが<東映まんがまつり>の限界といえばいえますけど。
今見直してみると新鮮かなあとも思いましたが、やっぱり面白くはなかったです・・・。

ま、ぶっちゃけた話が、素顔のターボレンジャー5人にちっとも魅力を感じなかった、というのがTVシリーズ途中リタイヤの最大の理由ですけどね。
それぞれ美男美女揃いだとは思いますけど、自分の好みからすると今一つどころか今三つぐらい。
それに土曜の6時からという放送時間が、途中から金曜の5時半に変わったということもあって、すっかり見る習慣がなくなっちゃいましたしね。

その後メンバーの大半は芸能活動はしてないようで、中ではピンクターボこと森川はるな役だった木之原賀子は、犬塚賀子と改名したのち、今は料理研究家の巌谷賀子としてフードコーディネーターとして活躍しているんだとか。ふ~ん。
その一方で佐藤健太は、『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』で22年ぶりにレッドターボ・炎力を演じることに!・・・・・・大丈夫なのかしらん?
by odin2099 | 2011-06-10 23:29 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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