『Cafe De Anime』
2011年 06月 12日
一言で表現すれば、とてもお洒落な感じのするアニメソングのカヴァー・アルバム。
選曲も少々変わっていて、例えば『ルパン三世』ならば第2シリーズの大野雄二作曲のテーマをアレンジしたものは数あれど、第1シリーズのエンディングテーマを取り上げていたり、10曲中4曲も『宇宙戦艦ヤマト』から選んでおきながら、内2曲はBGMでしかも主題歌はオミットされている、といった具合。
個人的には「Fly Me To The Moon」を”アニメソング”という範疇で語るのには抵抗があるが・・・。
カフェ・ミュージックということだが、単なるインストルメンタルを寄せ集めたものではなく、またヒーリングっぽい曲に偏るでもなく、ジャズだったりボサノヴァだったり様々なアレンジが楽しめる。
半数に女性ヴォーカルを起用しているのも面白く、知らずに聴いていれば元がアニメソングだとは気付かないかも知れない。
――と「サントラはうす」に書きましたので、こちらでは相方さんのブログに倣って「裏レビュー」をば(笑)。
ま、「裏」ってほどじゃないですケド。
ともあれ、相方さんの記事を読んで、へー、こんなアルバムがあるんだ、と気になっておりましたところ、ご厚意によって聴くことが出来ました。アリガトー♪
全部で10曲あるんですが、そのラインナップが素敵。
「ルパン三世主題歌2」でしょ、「Sayonara」でしょ、「Flay Me To The Moon」に「無限に広がる大宇宙」、「ヤマトより愛をこめて」があるかと思えば、「銀河鉄道999(The Galaxy Express 999)」があって、今度は「ラヴ・スコール」、そして「コスモスに君と」、「イスカンダル」、「真赤なスカーフ」・・・
うーん、選んだ人のセンスを疑い・・・ぢゃない、尊敬しちゃうなー。
シンフォニーから始まり、ピアノとかシンセとかギターとかヴァイオリンとか色んなアレンジ曲が作られ、ジャズだったりブラスだったりヘビメタだったりと枚挙に暇がないですが、これもそんな一枚というワケ。
ただ、今のところはサントラの延長線上で、まだまだ一部のファンやマニア向け。
今後は「アニメ」という括りなしに、ごく普通のイージーリスニングのアルバムなんかにポンと一曲入っていても違和感を覚えないくらい、ごくごく自然に受け入れられるようになっていけば良いですけどね。
洋画の音楽は既にそういう域に達してますから、日本発のアニメサウンドも広く市民権を得て欲しいもんです。
発売されて、すぐかと思ったら、少し時間が経ってるんですね。
臨時収入でもあれば、購入しちゃうかもしれませんね。
最近のCDかと思ったら結構古くて、もうなかなか売ってないみたいです。
相方さんサマサマ(笑)。
あんまり過度な期待をされてしまうと辛いですけど(苦笑)、ラウンジ・ミュージックというか、リラックスしたい時なんかに流しておくと良い感じかなーというアルバムでした。