『X-MEN/ファースト・ジェネレーション』(2011)
2011年 06月 25日
キャラクターが数多く登場するので、「あれ、これは誰だっけ?」と混乱したり、殆ど見せ場らしい見せ場、出番のないまま退場してしまう人がいるのは残念だけど、メイン格のキャラはしっかりと描かれているし、殺伐としたシーンばかりではないので楽に見てられるのが良い。
エマ・フロストを演じたジャニュアリー・ジョーンズのセクシーさ、セバスチャン・ショウ役ケヴィン・ベーコンの怪演は見物(この人、昔は青春スターだったのに)。
お話の方は若き日のプロフェッサーXとマグニートーの出会いから友情の芽生え、そして決別を描いたシリーズの”エピソード1”的なもので、時系列的には4作目となる『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』が今のところ一番古い時代を描いているけれど、あちらはX-MENとは直接絡まないウルヴァリンというキャラだけを掘り下げたものだから、「X-MEN」としてはやっぱり”エピソード1”と言って良いだろう。
『13デイズ』もビックリの”キューバ危機”の裏話にもなっているけれど、まだ歴史の1ページと呼ぶには生々しすぎるくらいの近過去をよく背景に持ってきたもんだと感心。
まあ、あわや第三次世界大戦勃発か、という米ソの緊張状態の中でなら、X-MEN(正式にはまだそう呼ばれていないが)の活躍も十分あり得る、ということなんだろうけれども。
自信過剰気味なチャールズ・エグザビア(演じているのは”タムナスさん”ことジェームズ・マカヴォイ)は後のプロフェッサーXとはイメージが繋がらないし、強面そうで意外に脆さも露呈させているエリック・レーンシャー(こちらはマイケル・ファスベンダーが好演。007シリーズみたいなスパイアクション物をやらせてみたいな)もやはりマグニートーとストレートには重ならないが、この辺りは製作サイドの計算のよう。続編も予定されているようなので、そうなると旧三部作に上手く繋がるようになるのかな。
ちなみにお話が時代を遡っている関係上、旧三部作を観ていなくてもさほど問題はないと思う。ただ、カメオ出演にニヤリと出来るか出来ないかは、やっぱり旧作を知ってるかどうかにかかっている。
例えばチャールズとエリックがミュータントを探す件では旧作のキャラの若き日(というより幼い頃)がチラホラ映ったりしてるのだけれども、最たるものが某大物スターの登場。おまけに吹替版だとこの為だけに山路和弘を呼んできて一言だけ喋らすという徹底ぶり。この時はスカウトに応じなかった彼ですが、やがては・・・。
また旧作からはミスティークがヒロイン格で出てくるが(ジェニファー・ローレンスが演じている)、その変身のヴァリエーションとして旧作でミスティークを演じたレベッカ・ローミンの姿を取る、というお遊び(?)カットも。
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X-MEN: FIRST CLASS/11年/米/131分/SFアドベンチャー・アクション/劇場公開 監督:マシュー・ヴォーン 製作:ブライアン・シンガー 製作総指揮:スタン・リー 原案:ブライアン・シンガー 脚本:マシュー・ヴォーン 出演:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル...... more
JUGEMテーマ:映画 制作年:2011年 制作国:アメリカ 上映メディア:劇場公開 上映時間:132分 原題:X-MEN: FIRST CLASS 配給:20世紀フォックス 監督:マシュー・ヴォーン 主演:ジェームズ・マカヴォイ マイケル・ファスベンダー ケビン・ベーコン ジェニファー・ローレンス ローズ・バーン 東西冷戦下の60年代、強力なテレパシー能力を持つ青年・チャールズは、金属 を自在に操...... more
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たぶんに、DVDだったからいまいちだったんじゃないですか?きっとスクリーンで見てたら、おもろい!と思ったかもよ。
やっぱこれはブライアン・シンガーじゃないと!
マイノリティの悲哀というか、やりきれない思いなどが、見事に描かれてたと思います。
ショウ役の方は青春スターだったとはちょっと驚きです。
キャストも好感が持てました。
何度観ても面白そうなので今度は吹き替えで観たいものです。といっても次はDVDですね。
うーん、スクリーンで見ていれば印象が違ったのかなあ。
皆さん「3」に対する評価が低いですが、自分は「1」も「2」も好みではなかったので、「3」が格段に落ちる気はしなかったのですが(苦笑)。
兎に角プロフェッサーXとサイクロップスがちっとも活躍しないのが不満で。
やっぱり「X-MEN」というとこの二人が顔だと思っていたので、脇役扱いは不憫です。
マイノリティの悲哀というと、今回の作品でもちょこっと描かれてますね。
あまりに露骨だと興醒めですが、娯楽作の中に上手く溶け込ませることが出来れば作品に深みを与えますね。
ケヴィン・ベーコンは『フットルース』の頃はアイドル扱いされてましたね。
その後『JFK』とか『ア・ヒュー・グッドメン』とか『激流』とか『スリーパーズ』とか『フロスト×ニクソン』などで、性格俳優・個性派俳優として認識されてるようですが。
個人的には『トレマーズ』や『アポロ13』が好きです。
今回吹替キャストがお馴染みの安原義人さんだったので、安心して見ていられました。
世間の評判や他の映画ブロガーさんの評価も軒並み高めですが、自分もこの作品はとても面白く観れましたね。
いつものド派手ミュータントアクションだけではなく、チャールズとエリックが袂を分かつ濃いドラマパートも個人的には見応えがありましたし、チャールズが車椅子になった経緯やセレブロのプロトタイプなど、細かい部分でも色々な『起源』を知る事が出来たのも良かったんですよねぇ。
>山路和弘
そいえばウルヴァリンの出番があれだけですから、当然山路さんも・・w
あれだけだとやっぱりノーギャラ扱いでしょうかね~?
他にガヤとかやってたのかなあ?
マグニートーのマスク(というかヘルメットか、あれは?)とプロフェッサーの車椅子は出てきましたので、次はスキンヘッドになるまでを描くんでしょうかね(苦笑)。
若い頃のサイクロップスたちが出てくるとかいう噂もあるようですが。