『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)
2011年 06月 28日
今回は3Dでの鑑賞と相成ったが、わざわざ3Dを選ぶほどの内容じゃなかったな。
というか、ホントは2Dで充分だと思ってたんだけど、字幕版じゃなく吹替版を観ようと思ったら近場のシネコンでは3Dしかやってなかったから、というのが真相。
さてこのシリーズ、1作目が面白く、2作目の盛り上がりに大いに期待し、そして3作目に大きく失望しちゃったもんで、今回の4作目も全く期待してませんでした。まあ観客が見たいのはジャック・スパロウだし、映画もジャックが出てりゃ何とかなるんじゃないの程度で作ってるんじゃなかろうか、とかなり心配してましたが、結果は・・・うーん、当たってる部分もあり、そうじゃない部分もあり。
先ず「生命の泉」の設定が良くわからない。
儀式とか儀式に必要なものとか、それらはどういったレベルで流布されてる話なのか、ジャックはホントにそこへ行ったことがあるのか云々。もうちょっとわかり易く説明して欲しかったなあ。
それにジャックが探し求めるお宝っぽくないし、実際にジャックは興味を示さなかったし、何だか無理矢理ジャックを争奪戦に絡めただけって気がして仕方ない。
今回は全くのオリジナル・ストーリーではなく、ティム・パワーズの小説『生命の泉(旧邦題・幻影の航海)』が原案ってことになってるから、海賊映画としては悪くないのかも知れないけれど、借り物の世界にジャックは似合わないってことかね。
それにジャックは”主役”ではあっても”主人公”には適さないキャラなのを再認識。
旧三部作ではウィルとエリザベスという二人を中心に物語が転がっていったので、その中で様々な化学反応を見せるジャックに魅力を感じたもんだが、今回出てくる宣教師と人魚のカップルでは荷が勝ち過ぎだ。
バルボッサとギブスは出てくると安心するけど、毎回バルボッサがキー・キャラクターなのもパターンだし。
そんな中で、ジャックと対抗する女海賊アンジェリカは、演じたペネロペ・クルスのおかげもあって魅力的ではあったものの、やはり彼女も映画そのものを引っ張るキャラクターじゃなし。ウィルとエリザベスを再登場させなかったのは好判断だと思うけど、新たな三部作の第一弾と持ち上げた割にちょっと淋しいような。
でも、ブラックパール号を取り戻すまで、ジャックにはまだまだ頑張って欲しいもの。お猿のジャックも健在みたいだし、毎度お馴染みエンドロール後のオマケ映像でまた何やら伏線張ってるし、5作目はやるんだよね?

あたしは、2D字幕版希望だったので、ちょうどよかったです。
それほど期待度高くないのに、動員出来るのはひとえにデップさんのおかげでしょうが、そこだけに頼るのもいかがなものかと思います。
ぐらいしか3Dの見せ場はなかったような・・・。
最近はすっかり吹替派になってまして、ジョニー・デップも平田広明の声で喋ってくれた方が何か安心します(笑)。
だからホントは2D吹替で見たかったんですが、この組み合わせってないんですかね。
内容は、ジャック・スパロウのキャラ頼みになりすぎなのがちょっと残念でした。
さて、5作目は海賊らしく海上での戦いと、お宝争奪戦を期待します。
そして、ある意味期待を裏切って欲しい作品になって欲しいですね。
もうちょっと切り詰めた方が面白いと思うんだけどなあ。
なので次回作は2時間以内の作品を期待!
・・・無理だろうけど(笑)。
それ以前に、先ずきっちりとお話を作り、ジャックの立ち位置をハッキリさせて欲しいもんです。
今回も、例えばブラックパール号を取り戻すため、とかいう理由でもあれば、ジャックが関わる必然性も出てきたはずなんですけどね。
本作が公開されてた時期は勉強期間中だったので半ば断腸の思いで突っぱねていたのですが、なんかレンタルで観ましたら別にスクリーン鑑賞じゃなくても良かった気がしましたねぇ^^;3Dもやはり不調(?)みたいなようで、追加料金払わなくて良かったかも?
でも本作って原作があったんですね^^;それじゃ今回はそこに無理矢理ジャックを入れたって感じでしょうか?う~ん、肌に合わなかったのはそれも原因かもしれませんね。
お話を作ってるうちに似てきちゃったから、盗作騒ぎで訴えられる前に映画化権買っちゃえ!
というのとも違って、最初からこの小説が念頭にあったみたいでけど、やっぱり借り物は借り物ってことでしょうかね。
3Dに関しては全くその通りで、昨今の3D映画ブームは、単に興行側が入場料を高く取りたいだけの口実なんじゃないかと思えるようなものばっかりの気がします。
それに本作の場合、劇場のおっきなスクリーンならでは、というのもあんまり感じなかったですし。





