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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『マイティ・ソー』(2011)

e0033570_18423761.jpg太古の昔、地球(ミッドガルド)を襲った巨人族を、オーディン率いる神々の軍団が倒し、人類は救われた。それから長の歳月が過ぎ――。

神々の国アスガルドに巨人たちが侵入した。最強の戦士と謳われるソーは、父オーディンの制止も聞かずに巨人の国ヨトゥンヘイムへと向かうが、そのことが再び戦火を呼ぶことになってしまう。
身勝手な振る舞いがオーディンの怒りを買い、ソーは最強の武器ムジョルニアを取り上げられ、地球へと追放されてしまう。

実はソーを唆し、オーディンに諫言したのは弟のロキだった。父を敬愛しながらも兄に対する劣等感を抱き続けてきたロキは、巨人を手引きする一方でこれを排し、父や国民に己を認めさせようとしたのである。
更に己の出生の秘密を知った彼は、父が突然の眠りに就いた隙にアスガルドの王を僭称し、ソーを亡き者にせんと刺客を送り込む。

その頃女性科学者のジェーンたちと知り合ったソーは、やがて父の期待の大きさと己の未熟さを悟っていく。
そこへソーの仲間たちが彼を連れ戻そうとやってきた。ロキの陰謀と、巨人との戦いが間近いことを知ったソー。だが、相応しき者のみが手にすることが出来るムジョルニアもまた地球に、そして彼の眼前にあったが、未だに彼の想いに応えようとはしなかった・・・。

e0033570_9396100.jpg実は今夏一番の期待作で、『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『アイアンマン2』に続くマーベル・スタジオ製作のヒーロー映画。
既に次回作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』が公開待機中だし(日本公開は10/14)、これらは全て来年公開予定の『アベンジャーズ』へと繋がっていくと聞くだけでワクワクしてくる。

監督はケネス・ブラナー(出演は・・・してないみたい)。
出演はソーに、新生『スター・トレック』にちょこっと出ただけで強烈な印象を残したクリム・ヘムズワース、ジェーンにはナタリー・ポートマン、オーディンにアンソニー・ホプキンス、ロキにトム・ヒデルストン、ジェーンの恩師セルヴィグ教授にステラン・スカルスガルド(最近はすっかり”こっち”側の人)、オーディンの妻でソーやロキの母フリッガにレネ・ルッソ(なんか懐かしい感じ)。
ソーの友人<ウォリアーズ・スリー>の一人ホーガン役に浅野忠信が抜擢されたことが話題になっているが、役柄としては小さいので過剰に期待はしないように。

なお、シールドの捜査官コールソン役は『アイアンマン』シリーズに引き続いてクラーク・グレッグで、当然のように『アベンジャーズ』にも出てくる予定。
今回のキャストの中では他にも、ソーは無論のこと、ロキやセルヴィグ教授も『アベンジャーズ』には出てくるようで、コールソン捜査官はそれ以降のマーベル・ヒーローの映画にも絡んでくるというから、これは楽しい。
非シリーズ作品で同じキャラクターが複数作品に跨って登場するのは極めて異例のことだが、スピンオフというより、やはりこれは事実上のシリーズ作品だと考えた方が自然かな。

ソーがニヤけたお兄ちゃんでイマイチ貫禄がないことや、映画で描かれるアスガルドやヨトゥンヘイムが所謂”北欧神話”のイメージとは随分と遠い気がすること、ソーもロキもウォリアーズ・スリーも氷の巨人たちもちっとも強そうに見えないこと、それに意外に派手なドンパチが少ないことナドナド、些かガッカリな部分もないではないけれど、尊大な口を利きながらも意外に紳士的で礼儀正しいソーのキャラクターの斬新さなど、結構楽しめた。
中でも屈折したキャラであるロキは、今後の活躍も含めての要注目(吹替の平川大輔も好演)。

『アイアンマン2』のラスト(エンドロール後)で描かれたショットとリンクする場面もあって、知っていれば思わずニヤリ。
セルヴィグ教授の知り合いがガンマ線の研究者で、シールドが彼のことを調べていたが今は行方不明だとか、ソー抹殺の為に送り込まれたデストロイヤーを見たシールドのエージェントたちのやり取りが「スタークのマシーンか?」「トニーからは何も聞いてない」だったりと他にも小ネタがあって、やはり全部見ておけば楽しみも増える。

また、シールドの施設内に侵入したソーを狙うスナイパー、銃ではなく弓矢を構えているのが特徴で出番はちょっとなのに扱いが大きくて気になる存在だが、それには勿論理由があって彼の正体はホークアイと呼ばれるマーベル・ヒーロー。
『アベンジャーズ』では活躍するとのことだが、それに先駆けてのお披露目ということらしい。もっとも『アベンジャーズ』を見る頃に、一体何人の人がこのことを覚えているのやら。

エンドロール後には恒例のオマケ映像があるのだが、その前のエンドクレジットの中にもちょっとした仕掛けがあり、「ジェームズ・ボンド・ウィル・リターン」ならぬ「マイティ・ソーはアベンジャーズで帰ってくる」の一文が。
どうやら『マイティ・ソー』はパート2の製作も決まったようだが、その前に『アベンジャーズ』を楽しんでね、ということだろう。次の『キャプテン・アメリカ』にも同様のクレジットが付くのかな。

e0033570_1844029.jpgそしてオマケ映像ではやっぱりアノ人が出てきて、意味深なアイテムを見せながら思わせぶりなことを宣ふ。
このアイテムが『キャプテン・アメリカ』への伏線? そしてこの場に登場する二人が『アベンジャーズ』のキーパーソン?
最後の最後まで気を持たせ、『マイティ・ソー』という一つの作品を離れても色々と考えてしまうのは、これは完全に製作サイドの思う壺だけれども、それも全て許そう。
・・・『アベンジャーズ』が面白かったなら。
by odin2099 | 2011-07-02 18:48 |  映画感想<マ行> | Trackback(35) | Comments(4)
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Commented by モリー at 2011-07-10 18:20 x
エンドロール後を観てしまったら、このシリーズ全部観に行かなくてはならないですね(笑)。
マイティ・ソーが面白かったので、それ以上に「アベンジャーズ」が面白いことを期待してます。
Commented by odin2099 at 2011-07-10 20:26
『アベンジャーズ』は楽しみですが、こうなるとそれ以降に製作されるはずの『アイアンマン3』や『マイティ・ソー2』にまで興味が持続するかが心配になってきてます・・・(苦笑)。
Commented by sakurai at 2011-07-11 21:23 x
貫録なかったですか?まあ、ニヤケ顔はしようがないとして、あの迫力たっぷりの筋肉はなかなか!やんちゃな若造が、きりっとなっていくあたりも見えて、楽しかったです。
ホークアイは、ちょっろっとだけでしたが、ジェレミー・レナーだったんですね。豪華だわ。
私もロキが気になって、赤丸急上昇です。
Commented by odin2099 at 2011-07-12 19:46
うーん、もうちょっとカリスマ性というのかな、そんなものが欲しかったなあと思いました。
『アベンジャーズ』の中で、どれだけ存在感を発揮できるかなあ。

しかし今回伏線の一つとして、名前こそ出さなかったもののブルース・バナーへの振りがありましたが、エドワード・ノートンの続投がないのが残念。
まあマーク・ラファエロの二代目ブルースに期待しましょう。
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