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『かいじゅうたちのいるところ』(2009)

『かいじゅうたちのいるところ』(2009)_e0033570_2259476.jpg8歳の少年マックスは、母親と姉との3人暮し。だがシングルマザーの母は仕事が忙しく、また新しい恋人に夢中だし、姉は弟の相手よりも友だちと遊ぶ方が楽しい。
誰にも相手にされない寂しさから、マックスは母親に当たりちらして家を飛び出してしまう。
いつしか大海原へ船を漕ぎ出し、とある島へと辿り着くが、そこはかいじゅうたちの住む島だった。その島でマックスは、不思議な体験をすることに。

オバマ大統領が、イースターの日に子供たちに読み聞かせるために選んだことでも有名になった、”今世紀最高の絵本”と呼ばれるモーリス・センダックの作品を、スパイク・ジョーンズ監督が実写で映画化。
日本語吹替版ではマックスに加藤清史郎(結構上手かった)、”かいじゅう”のキャロルに高橋克実、KWに永作博美を起用した「超豪華吹き替えキャスト」(苦笑)が話題になった。

『かいじゅうたちのいるところ』(2009)_e0033570_22593619.jpg元が絵本なので、そのまま映画化すれば10分か、せいぜい20~30分程度のボリュームだろうけれど、これを100分の大作にしてしまったので、当然のようにディテールアップが図られている。
というより、マックスがかいじゅうたちの島へ行くというコンセプトのみ活かした全くの別物。
楽しい絵本なのだから素直に映画にすれば良いのに、何やら色々詰め込んだ挙句に説教臭いお話にしてしまったのは残念。
無理にお涙頂戴の「感動的味付け」なんかしなくて良いと思うのだけれども、何かいじりたくなるんでしょうかね。

ところどころ楽しい場面もあるし、”かいじゅう”たちもキュートで親しみやすいのだけど(これなら実写版『となりのトトロ』も夢じゃない!・・・と思ったりして)、喧嘩しちゃ仲直りして、また喧嘩して・・・の繰り返しは飽きるし、結局マックスの体験が何だったのかもわからず仕舞い。
原作だと明らかに「夢オチ」なのだけど、映画ではそこまで踏み込んでおらず、マックスを取り巻く現実世界を投影したものなのだろうと示唆するにとどまっている。

まあそれはそれで悪くないけれど、だからって説教臭くなってしまうのは、ねえ?
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by odin2099 | 2011-07-28 23:03 |  映画感想<カ行> | Trackback(25) | Comments(0)