物語は、どんな願いでも一つだけ叶えてくれるという宝玉”ゴッドアイ”を積んだ幽霊船が地球に飛来したところからスタート。
これを手に入れ「宇宙最大のお宝が欲しい」と願えば、これで目的は達成できるとゴーカイジャーたちは幽霊船に乗りこんで行くのだが、そこには幽霊となったロスダーク船長が待ちかまえていた。
”ゴッドアイ”は命ある者の願いしか叶えてくれない為、ロスダークは幽霊船にやって来た者たちから生体エネルギーを奪い取り、自らが復活するチャンスを待っていたのだ。
ロスダークは謎の空間にゴーカイジャーたちを送り込む。そこでかつて歴代スーパー戦隊によって倒されたエージェント・アブレラや野球仮面、それに戦闘員たちがゴーカイジャーに襲いかかる!

またザンギャックも”ゴッドアイ”を狙うものの、あっけなく潜入に失敗してエンド。TVシリーズと比較すると、このあたりが物足りないところかな。
ただお話はなかなか面白いし、”お宝”よりも”仲間”というマーベラスの選択も、ベタだけどグー。そのことを察しながらも直接触れない他のメンバーも好い感じで、”絆”というものを感じさせるものになってます。そして鎧だけがそのことに気付かないのも「らしい」ですね。
<戦隊>映画はゲスト(特に女優さん)との絡みが中心の作品が多く、どうしても違和感というか、番外編っぽく感じることが少なくないですが、その点でもこの作品、良く出来てます。
もしかすると共演編などを除いた単独の<戦隊>映画で、一番良く出来てるかも知れません。もう一回見に行こうかな。