人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『超電子バイオマン』(1984)

1984年夏の<東映まんがまつり>で上映された『超電子バイオマン』の劇場用新作映画で、脚本:曽田博久、監督:堀長文はTVシリーズのメインコンビ。

『超電子バイオマン』(1984)_e0033570_21103518.jpg『バイオマン』は本放送では殆ど見てなかったけど、評判が良かったので再放送を見て、それで結構はまった。
デザインは格好良いし、マンネリを打破する設定、ストーリー、チラっと盛り込まれた大人向けのテイスト、ベテラン勢の安定した演技、音楽……
何れも従来の<スーパー戦隊>よりもステップアップした感じなのだけど、これでもうちょっとバイオマン側の役者さん(除く、郷史朗)が魅力的だったならばなあ。

少年たちが、宝の地図だと信じている巻物を狙う新帝国ギア。
実は数百年前にバイオドラゴンが地球へ到達した際に、それを目撃した少年の先祖が描いたものだった。
ドクターマンはその地図を辿り、バイオマンの秘密基地バイオベースの位置を突き止めようとしていたのである。
バイオマンは少年たちを助け出し、バイオベースの秘密を守り切れるのか?!

通常20~30分前後で作られることが多い<スーパー戦隊>の劇場版だが、この作品は『電子戦隊デンジマン』に続き40分超の長尺。
フォーマットに不慣れなのか水増ししている部分も無きにしも非ずだが、見応えがあるのは確か。
なんせTV版は25分枠、正味17分程度なので優に2話分なのだ。

『超電子バイオマン』(1984)_e0033570_21105749.jpg水増しされているのは主にアクション・シーンで、5人とも素面でのアクションを頑張っているが(その昔の劇場版だと、スケジュールの都合か素面の役者さんの出番が少なく、変身後ばっかり出てくる作品が少なくないが)、中でもJAC所属だったブルースリー/南原竜太役の大須賀昭人と、イエローフォー(2代目)/矢吹ジュン役の田中澄子はかなり派手なことをやらされている。
この時の併映作品には『宇宙刑事シャイダー』があるが、そちらでもアニー役の森永奈緒美が、JAC出身じゃない主役の円谷浩に代わって大活躍してたっけ。
by odin2099 | 2011-08-25 21:13 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31