『超電子バイオマン』(1984)

デザインは格好良いし、マンネリを打破する設定、ストーリー、チラっと盛り込まれた大人向けのテイスト、ベテラン勢の安定した演技、音楽・・・・・・
何れも従来の<スーパー戦隊>よりもステップアップした感じなのだけど、これでもうちょっとバイオマン側の役者さん(除く、郷史朗)が魅力的だったならばなあ。
少年たちが、宝の地図だと信じている巻物を狙う新帝国ギア。実は数百年前にバイオドラゴンが地球へ到達した際に、それを目撃した少年の先祖が描いたものだった。ドクターマンはその地図を辿り、バイオマンの秘密基地バイオベースの位置を突き止めようとしていたのである。
バイオマンは少年たちを助け出し、バイオベースの秘密を守り切れるのか?!
通常20~30分前後で作られることが多い<スーパー戦隊>の劇場版だが、この作品は『電子戦隊デンジマン』に続き40分超の長尺。
フォーマットに不慣れなのか水増ししている部分も無きにしも非ずだが、見応えがあるのは確か。なんせTV版は25分枠、正味17分程度なので優に2話分なのだ。

この時の併映作品には『宇宙刑事シャイダー』があるが、そちらでもアニー役の森永奈緒美が、JAC出身じゃない主役の円谷浩に代わって大活躍してたっけ。