『仮面ライダーW FOREVER/A to Z 運命のガイアメモリ<DC版>』(2010)
2011年 09月 19日
昨年夏に公開された『仮面ライダーダブル FOREVER/A to Z 運命のガイアメモリ』は、TVの枠からはみ出さず、映画としての独自性をも持つ、<平成仮面ライダー>の映画としては出色の出来だと思っていましたが、この<ディレクターズカット版>の完成度の高さは何なんでしょう?

ちょっとした仕草や動作と動作の”間”が足されることで、キャラクターの幅は膨らんで行くものなんですねえ。
それにしてもマリア役の杉本彩はエロいです。
母性を強調しているキャラクターのはずなのに、何故かスカートの丈が短く、身体にフィットした衣装が殆ど。これじゃあフィリップ君を誘惑しているようにしか見えません。
まあ違う意味では”誘惑”しているのですが、どことなく”禁忌”の匂いが・・・。
NEVERの一員エリカ(ヒート・ドーパント)を演じた八代みなせも、露出度が高くアクティブなキャラクターで、これまたお色気要員ですね。
しかも彼女の場合、結構動けるのが強み。
ザッと見た感じ、大半のスタントを本人がこなしているように見えましたが、アクション映画でも活躍して欲しいものです。
お色気といえば、出番は少ないですが園崎冴子こと生井亜実。この人は表情とか佇まいが色っぽいですね。
TVシリーズの方では、日曜の朝からかなりヤバいシーンを熱演していましたが、映画ではちょっと抑え気味なのが残念。それに、番組終了後に目立った活躍がないのも勿体ない話です。
ま、それもこれも、正ヒロインの所長がお色気とは無縁なタイプだからでしょうねえ。
追加されたカットなどでも山本ひかるの芸達者ぶりは窺えますが、うーん、”女の子”キャラとしてはどうなんでしょうか。
斯様に充分満足な<ディレクターズカット版>なのですが、エンドロールの後に追加された場面、あれは蛇足かなあと。
「衝撃のラストシーンが待ち受ける!」などと宣伝されていましたが、あれは何?誰?
シュラウド?それともマリア? 何かに繋がるシーンなんでしょうか。