海水浴シーズン到来を間近に控えた海辺の町で、一人の女性が行方不明となり、やがて無残な死体となって打ち上げられた。赴任してまだ日が浅い警察署長のブロディは人食い鮫と判断し海岸を閉鎖しようとするが、貴重な観光財源を失うことを恐れた市長の猛反発に遭ってしまう。
だが第二、第三の犠牲者が出てしまい、責任を感じたブロディは市長を説得、海洋学者のフーパー、鮫狩りの達人クイントと共に沖合へと船出してゆく――。
ピーター・ベンチュリーのベストセラー小説を、新進気鋭だったスティーブン・スピルバーグが監督した海洋サスペンス、アクション、パニック映画の傑作。
数々の亜流作品を含め、後発作品に与えた影響大の
”不滅の金字塔”だ。

この作品が劇場での洋画初体験だった同級生は多いはずだが、自分が初めて見たのは公開から10年以上経ってから。
しかもTV放映だったのだけれども、それでも面白かった。
スピルバーグ監督の最高傑作にこの作品を推す人が多いのも然もありなん。
原作小説は分厚いし、その内容は結構だるいらしいけれど、スピルバーグはそのあたりをザックリと切り捨てアクション映画に特化。
そのため原作者はオカンムリだったらしいが、映画としてはそれで成功なのだろう。
原作と映画の関係を考えると難しいところだが。
その後何度かビデオで見ていて、今回は20年ぶりくらいでDVDで見直したのだけれど、市長が非を認め、ブロディたちが鮫退治に出掛けるまでがもっと長かった印象が。
どうやらその辺り、『ジョーズ2』と記憶がゴッチャになっていたみたい。
記憶を整理するためにも、近いうちに続編も見なければ。
スピルバーグはその後もヒット作、話題作を連発し、今じゃすっかりハリウッドの巨匠になったが、一方のベンチュリー(最近は「ベンチリー」という表記が一般的?)は『ザ・ディープ』とか『アイランド』とか何本か映画になった作品もあったものの、結局は一発屋で終わった感がある。