STAR WARS Blu-ray EP6「ジェダイの帰還」
2011年 10月 24日
今回のブルーレイ発売に当たっては、例によって色々と手を加えられているのですが、一番物議を醸したのがこのエピソード6でしょうね。
細かい修正点は多々あれど、問題となったのは次の二点。

着ぐるみのイウォークの眼は見開いたままだったのですが、より生物感を高めるためでしょうね、デジタル合成で瞬きするカットが付け加えられました。
これ、一か所だけじゃないんですね。てっきりウィケットだけなのかと思ってましたけど。
しかも結構ゆっくりと瞬きするもんで、旧作を知っていればいるほど気になるかも知れません。
まあそのうち慣れるとは思いますけど。
そしてもう一つは、クライマックス・シーン。
ダース・ヴェイダーがルークを救うべく皇帝パルパティーンを投げ飛ばす前に
「No!・・・Noooooo!!」
と叫ぶ、というもの。
これは賛否両論というか、「否」の方が圧倒的に多そうです。
でも、実際に見ての感想は、案外悪くないかも、というものでした。自分でも意外。
エピソード3の最後のヴェイダーの台詞と対になってるのですが、それは別として、個人的にエピソード5以降のヴェイダーの芝居に不満があるんですよね。
情報漏洩を恐れて正式な台本を渡さずに芝居をさせたということの弊害もあるんでしょうが、ぶっちゃけ”中の人”の演技力の問題なんじゃないかなあと思ってるワケでして、それを補完する、わかりやすくするという点でも、台詞を追加したことが強ち改悪とは言い切れないと思ってます。
その分、ヴェイダー=アナキンが安っぽく、尊厳を感じられないキャラになり下がった、という意見にも頷けるのですが・・・。
さてさて、これで一応はサーガ完結なのですが、ルークって結局ジェダイとしてはどうなんでしょ?
ロクな修行も受けていない割に力を発揮しているのだから、その素質、潜在能力は相当なものなんでしょうが、このエピソード6でも活躍してるようで、実は活躍してません。

「その後」を描いた小説やコミックでも結構ドジ踏んじゃってるし、主人公としてはイマイチ物足りないんですが、それもこれも全てひっくるめてルークの魅力なのかなあ。
そのルークを教え導いたのはオビ=ワンとヨーダですが、ヴェイダーは事あるごとに「オビ=ワンは良く教えた」とか宣ってますが、ヨーダについては一言も触れてませんね。誘ったのはオビ=ワンでも、実際にルークを鍛えたのはヨーダだと思うのですが、これは何故なんでしょうね。
かつての師であったオビ=ワンへの拘りでしょうか?
あ、それともヴェイダーは、まさかヨーダまでが生き残ってるとは思ってなかったってことかな?
でもパルパティーンはヨーダを逃がしてしまってるから、生き残った可能性があることはわかりそうなもんですが、もしやヴェイダーに対して「ヨーダは自分が始末した」とか嘘吐いてたりして・・・?
過去記事はこちらとこちら。