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『ダラスの熱い日』(1973)

今日11月23日は日本初の海外衛星中継が行われた日ですが、そこで報じられたのがジョン・F・ケネディ大統領の訃報。そんなこんなで、TSUTAYAの発掘良品の中にあったこの作品を借りて見ました。

『ダラスの熱い日』(1973)_e0033570_1941962.jpgJFK暗殺はオズワルドの単独犯行ではなく、政財界の大物たちによって計画されたもので、オズワルドは犯人に仕立て上げられただけという説に基づくポリティカル・サスペンスで、当時のニュース映像なども交えたドキュメンタリー・タッチの作品。丁度事件から10年が経過した頃に作られています。
出演はバート・ランカスターにロバート・ライアン、監督はデヴィッド・ミラー。原作者の一人マーク・レーンはJFK暗殺事件の研究で知られる弁護士だそうです。

実はこの作品、10年ほど前に一度見ておりまして、その時もあんまり良い印象なかったんですが、今回見直してみても、やっぱり今一歩だなあと感じました。
素人目には「事件の真相はこうだったのかな」と思えるようなリアリティは感じるんですが、ドキュメンタリー・タッチというほどの迫力はないですし、フィクションだと構えた程のエンターテイメント性もないし、何となく歯切れが悪いような。
いざ、暗殺のシーンになっても緊迫感がないんですね。

ケネディ排斥を狙ったグループを徹底的に描くか、或いは暗殺実行部隊、スナイパーたちに焦点を当てるかしていれば、もうちょっと違っていたような気がするのですが。
上手く作れば『ジャッカルの日』もかくや、という傑作になっていたのかも、という妄想も膨らみます。
by odin2099 | 2011-11-23 19:05 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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