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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ながぐつ三銃士』(1972)

e0033570_2335279.jpgビックリシタニャ~の主題歌に乗せて、あの『長靴をはいた猫』ペロが帰ってきました。
といってもネズミを助けた罪で追われるペロ、そのペロを追いかけ回す3匹の殺し屋ネコたち、というシチュエーションだけを取り出しているので、ストーリーそのものは直接繋がっていません。
1972年春の<東映まんがまつり>のメイン作品ですが、多分実際の子どもたちのお目当ては併映の『仮面ライダー対ショッカー』の方だったでしょうね。

タイトルには「三銃士」とありますが、お話は何故か西部劇。
とある町に偽金作りをしている悪党がいて、その悪党に父親を殺された美少女アニーを助けてのペロの大冒険!
・・・と思いきや、ペロと一緒に旅をしていた気の弱い少年ジミーが、実は凄腕の連邦保安官だったことがわかり、後半はこのジミー少年が大活躍。ペロはあんまり良い所がなかったりします・・・。

大傑作の誉れの高い前作に比べると、この作品を評価する声は残念ながらあまり聞こえてきません。
ペロというキャラクターに頼り切った作劇でありながら、肝心のペロに見せ場があまりないという中途半端さでは、それも致し方ないのかも知れませんね。
悪党どもとはいえ人が結構死んでしまうという殺伐さも、「文部省選定」作品としてはどうなのかなあとも思いますし。まあ西部劇らしいといえばいえるのかもしれませんが。

e0033570_23351995.jpgただシリーズ物だということを抜きにすれば、決して詰まらない作品ではありません。以前見た時は単なる凡作だと思ったものですが、改めて見れば活劇物としては悪くないですね。

ペロの声は前作の石川進から鈴木やすしに交代していますが、殺し屋Cの水森亜土は前作からの続投です。
余談ですけれど、次回作の『長靴をはいた猫 80日間世界一周』でのペロ役はなべおさみ。何か一風変わったキャスティングが続きますねえ。

ところで「三銃士」って一体誰のことなんでしょうね。
ペロがダルタニャンで、殺し屋たちが三銃士? それはかな~り無理があるんですけど・・・。
by odin2099 | 2011-11-29 23:36 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
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