『カンタータ 大いなる故郷石巻』
2011年 12月 20日
小杉太一郎・作曲、石島恒夫・作詞、
正式な曲名は
「ソプラノとバリトンと大合唱と管弦楽のためのカンタータ 大いなる故郷石巻」
1973年に作られました。
作曲者の小杉太一郎といえば、伊福部昭門下ということと、最初の劇場版及びTVシリーズの『サイボーグ009』を手掛けた人だということ、それに若くして物故された(1976年に享年49歳で)ということぐらいしか知らず、実際の音楽も多分『009』の劇伴しか聴いたことがありませんが、リアルタイムでは知らないはずなのに強く印象に残るものでした。
そんな氏が手掛けた幻の作品の、初演時の録音テープが今回発見され、ここに復刻。
そしてこのCDの売り上げは、全額「東日本大震災復興義援金」へ寄付されるとのこと。
ささやかながら自分も協力させて頂きました。

石巻合唱連盟が参加し、ソプラノは伊藤京子、バリトンは「くいしん坊!万才」のレポーター役が懐かしい友竹正則。
朗読は俳優の山内明が務めています。
ちなみに山内明は小杉太一郎の義兄にあたり、その弟の山内正(『大怪獣ガメラ』でお馴染みか)も同じ伊福部門下という縁です。