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『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉

単行本が出たばかりの頃に「面白そうだなあ」と思ったものの、良く知らない作家さんだし、「そのうち文庫本になるだろうからその時でいいや」とスルーしていたら、あれよあれよという間に版を重ね、TVドラマになっちゃったりの超話題作に! 
口惜しいけれど、仕方ないので単行本買いましたよ。
それでもしばらく寝かせていたんですが(というか、結果的にそうなっちゃっただけですが)、うん、こりゃ面白いでないの。

『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉_e0033570_6321131.jpg主人公は若くて美人の新人刑事の宝生麗子。
成金趣味で大手自動車メーカーの御曹司でもある上司の風祭警部からは「お嬢さん」呼ばわりされているものの、実は彼女、世界有数のグループ企業の総帥の娘、つまり正真正銘の「お嬢様」なのだ、という設定がまず良いですね。
しかし麗子は凄腕の女刑事ではないし、風祭警部も決して無能ではないのだろうけれど、なんかパッとしない。
で、彼らに代わって難事件を解決するのが、宝生家の執事・影山。
安楽椅子探偵の一ヴァリエーションなのですが、これがまた何やら正体不明の毒舌家で、麗子たちを辛辣に批判しつつ、しかも麗子の話だけで事件の真相を探り当て、真犯人を突きとめてしまうのです。
分かりやすく言えば、影山がホームズ役、麗子がワトソン役ということになりますか。

収録されているのは全部で六編の短編集ですが、その全てが殺人事件と殺人未遂事件という殺伐としたものになっています。
しかしその態度は、どっちが主人でどっちが使用人やらというようなお嬢様と執事のやり取りが漫才みたいで、全体的には非常にユーモラスな印象を与えてくれます。
読みやすさが、この本の最大のアピールポイントでしょうね。

TVドラマ版はキャストがちょっとイメージと違うなあと思って見ていなかったのですが、やっぱり気になってきましたので、DVDが出たら借りてこようかな。
あ、その前にもう一度きちんと再放送してくれないかなあ。
Commented by kino at 2012-01-06 00:38
あけましておめでとうございます。
TBありがとうございました。
いかにもドラマ化されそう、と思ったらやっぱりアイドル主演でドラマ化されてました(笑)
イメージがあまりにも違ったので全く見てませんでしたが、
評判よかったみたいですね。あっという間に読める本でした。
Commented by odin2099 at 2012-01-06 22:34
kinoさん、今年も宜しくお願いします。
 
見てないので何とも言えませんが、やっぱりイメージ違いますよね。
お話も結構アレンジ加えられているらしいので、原作ファンほど反応が微妙みたい。
それでも気にはなるんですが。
by odin2099 | 2012-01-05 06:32 | | Trackback(13) | Comments(2)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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