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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『プリンセストヨトミ』(2011)

この作品を”和製『ダ・ヴィンチ・コード』”などと紹介していたのはどこの誰だ?
ちょっと期待しちゃったじゃないか・・・。

『プリンセストヨトミ』(2011)_e0033570_6504299.jpg東京から大阪へ3人の会計検査院調査官がやってきた。彼らは実地調査を進めるうちに、財団法人「OJO(大阪城趾整備機構)」に不審な点を発見する。のらりくらりと追及をかわす姿に、大阪中が口裏を合わせているのでは?との疑問が生じてくる。
そんな彼らの前に姿を見せた一人の男は、自らを「大阪国総理大臣」だと名乗る。「OJO」は長い間、あるものを護り続けてきたのだと――。

この大阪人が守り続けてきたのが、死んだと思われた豊臣秀頼の遺児・国松とその子孫で、それが「OJO」=「王女」。このキーパーソンを沢木ルカが演じてますが、彼女の表情は凛としていて良いですねえ。
その一方で、男勝りの少女やそのものズバリの少年役が多いので、タイプキャストに陥らなければいいな、と心配にもなるのですが。

『プリンセストヨトミ』(2011)_e0033570_6505837.jpgで、この「豊臣の末裔」を中心に描くのであれば、まあ『ダ・ヴィンチ・コード』とは言わないまでも歴史ミステリーに分類出来たかも知れませんが、現在まで血筋が残った謎解きだとか、プリンセスが一体誰なのかとかそういうことは二の次で、映画の主題は父から息子へ受け継がれて行く絆の大切さ。
なんだそりゃ?という感じで、完全に肩透かしを食らいました。

癖のあるキャラクターやそれを演じる俳優さんが揃っているので、最後まで飽きずに見ることは出来ますが、ただそれだけ。堤真一や中井貴一が熱演し、佐橋俊彦の音楽がどれだけ盛り上げようと、何も響いてくるものはありませんでした。
「その日大阪が全停止した」とか「いま明らかになる歴史を覆す真実」だとか、宣伝文句に騙された気分。万城目学の小説の映画化ですが、原作はもっと面白いのかなあ。
また今は現実の大阪の方が、府知事から市長へ転身した人が「大阪都構想」をぶち上げたりして面白くなっているような・・・?

最後に一言、調査官の一人を演じた綾瀬はるかは可愛らしくて良かったです。
しかし彼女が大阪市内を走り回るシーンで、ゆさゆさ揺れる豊かな胸は・・・狙いだろうな、きっと。
by odin2099 | 2012-01-11 23:50 |  映画感想<ハ行> | Trackback(37) | Comments(11)
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Commented by まんじゅう at 2012-01-11 07:52 x
私も宣伝文句に踊らされ、レンタルの予習にと、まずは原作読んでみました。で、同様のショックを受けました。でも、映画は綾瀬はるかの胸があるだけマシですね。
Commented by みゆみゆ at 2012-01-11 22:06 x
私は原作を映画公開直前に読みましたが、映画は見には行きませんでした(^^;。自分はブログで「一歩間違えたら、ダ・ヴィンチ・コード」と書いてました(笑)すみません(笑)
Commented by odin2099 at 2012-01-11 23:38
ということは、原作だとより『ダ・ヴィンチ・コード』っぽいのかな、やっぱり。
子孫が生き長らえていて、それを密かに護っている集団がいる、というあたりは共通項がありますけど、子孫が誰なのか、がメインになっている『ダ・ヴィンチ・コード』に対して、こっちは集団の存在意義を問いかける、というのが中心なので、歴史ミステリー的要素が皆無に近いのが残念でした。
原作、読もうかな。実は持っていたりするんですが・・・。
Commented by sakurai at 2012-01-12 10:54 x
え!!!誰がどこで言ったんですか!!!???
和製ダヴィンチ・コード!!!
それはないやろ。。。です。
これ、映画になるなんて思いもせず、普通の本を読んで、結構面白かったのですが、よくもこんなに詰まんないものにしちゃったもんだと。
万城目さん、訴えてもいいと思いますよ。
覚えているのはゆっさゆさです。
Commented by F20!! at 2012-01-12 16:56 x
>綾瀬はるか
皆さん食いつきますねぇ(^-^)
私もそのクチですがf(^ー^;

で、結局原作は読んでません。
Commented by odin2099 at 2012-01-12 18:47
>sakuraiさん

どこだったか忘れましたけど、結構大きな映画サイトだったかエンタメ情報サイトでした。
その記事読んだ時から、そりゃ違うだろうと察していましたけどね(苦笑)。
でもそうなのか、映画そんなにダメダメなのかー。
それなら逆に原作小説には期待しちゃうぞ。
Commented by odin2099 at 2012-01-12 18:47
>F20センセ

別にそのシーン、ウリじゃないはずですけどね、公開時から既に話題になってましたね(笑)。
そうならずに撮影することはいくらでも可能だったはずなのに、敢えてそうしてないのは監督が「わかった人」だったのか(苦笑)、それとも本人が自分のチャームポイントを自覚してたのか、どっちだ?
まあ「おっぱいバレー」の人だからなあ(←見てないケド)。
Commented by sakurai at 2012-01-12 19:27 x
そんなに期待しないでね。
普通に面白かった・・・ということで^^;
Commented by よろづ屋TOM at 2012-01-12 19:30 x
ご無沙汰しております。
私は原作を読んで、映画を観てないクチですが、エクスカリバーさんのおかげで「ああ、やっぱりね」と納得。
残念ながら私は原作ですでにガッカリ派でして。

なので、珍しく“書評”もどきを書いてしまいました。

この作品で一番驚いたのは、作者の万城目氏の読み方が“まんじょうめ”でなく“まきめ”だった事です。

てなわけで、今年もよろしくお願い致します。ヽ(´∀`*)ノ
Commented by odin2099 at 2012-01-12 22:21
>sakuraiさん

了解です。これを機に万城目作品を少しずつ読んで行こうかな、と思っております。
Commented by odin2099 at 2012-01-12 22:25
>TOMさん

本年も宜しくお願いします。

そうですかぁ、原作は結構癖があるのかな、人を選ぶ作品みたいですね。
さて自分はどう感じるのか気になってきましたが、その前に『鴨川ホルモー』あたりから読み始めた方が良いのかな。

「万城目」は自分も「まんじょうめ」だとばっかり思ってました。
なんせ『ウルトラQ』の主人公の名前ですもん(笑)。
ネットで検索した時に「まきめ」とあってビックリ。
それ以前に、こんな苗字が実在しているとは思っていなかったり・・・?
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