『ザ・コンクエスト/征服大王カル』(1997)
2012年 02月 11日
原作は<コナン>でお馴染みロバート・E・ハワードで、監督はジョン・ニコレッラ。
プロデューサーはディノ・デ・ラウレンティスの娘ラファエラ・デ・ラウレンティス、音楽はジェリー・ゴールドスミスの息子ジョエル・ゴールドスミスと何故か二世の名前が並んでいる。
ラウレンティス作品としては、『コナン・ザ・グレート』、『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』、『レッドソニア』に続く4本目のハワード原作作品ということに。
上映時間が1時間半強なので、展開はかなり早い。
開巻数分でカルは王になるし、ヒロインと出会うものの、魔女と偽りの婚礼を挙げさせられるわ、暗殺されかかるわ、それを逃れて大冒険に出発するが、途中で裏切られたりといったお約束を交えつつ、あっという間に目的地へ…。
アクションそれなり、お色気程々、それでも結構面白く見られるのは、役者陣が動けることと、超大作ではないものの、それなりの予算を組んで丁寧に作られているからだろう。
日本未公開でビデオ発売とBS、CSでの放送のみなのは、原作(及び原作者)と出演者の知名度を考えれば致し方ないところだが、だからといってB級扱いは勿体ない作品だ。
実は輸入盤だけど、サントラCDまで持ってたりする。