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「宇宙戦艦ヤマトフェスティバル」

「宇宙戦艦ヤマトフェスティバル」_e0033570_22573437.jpg1979年7月14日から8月3日まで、東映邦画系の劇場で公開されたのが「宇宙戦艦ヤマトフェスティバル」。
『宇宙戦艦ヤマト』『さらば宇宙戦艦ヤマト/愛の戦士たち』の2本に、『海のトリトン』も付いた豪華3本立てでした。
例年ですと<東映まんがまつり>を上映しているタイミングですが、それを休止しての特別プログラムだったのです。

で、それを勝手に再現してみました。
まず『海のトリトン』(前半だけね)を見て、それから『ヤマト』を見て、最後に『さらば』を見る。
一日がかりですねー。
確か当時も1日2回上映かなんかじゃなかったかなあ。
単純計算でも3本見れば6時間以上だし。

「宇宙戦艦ヤマトフェスティバル」_e0033570_22581071.jpg久々に見る『トリトン』は、なかなか面白かったです。
塩屋翼の早口が気になるとか、シーンをカットしているワケでもないのに急に台詞なしのナレーション処理になるのが不自然だとか(これには色々と事情があるんですが)、早くBGM集をCD化して欲しいとか、忠実にリメイクしたら今でも結構ウケるんじゃないかとか、色んなことを考えながら見てました。
ツンデレなピピのキャラ、今なら萌える人、多いんじゃないですかね。

『ヤマト』は改訂版の<スターシャ生存編>で。
こっちはちょっとキツかったです。
いい加減飽きてきちゃってる(苦笑)ということもあるんですが、最近『ヤマト2199』見たせいか、どうしても比較してしまい……
『2199』そのものにはまだ肯定的な判断を下せずにいるのですが、それでもあれを見てしまうと古臭く感じますねえ。
逆に『2199』から新しい「ヤマト」ファンが誕生してくれれば嬉しいですが。

しかし見る度に思うのが、初回公開版はどうだったっけ?という、遠い遠いおぼろげな記憶…。
勿論<スターシャ死亡編>と<生存編>ではイスカンダル星の件が大幅に違うのは百も承知ですが、あれ?ここにもっと台詞(もしくはシーン)があったよな、とか、このシーンとこのシーンの繋ぎ方ってこうじゃなかった気がする、とか、この台詞、確か違っていたはずなのに、というのがチラホラ。

「宇宙戦艦ヤマトフェスティバル」_e0033570_22584786.jpg誰か正解教えてよ、と言いたいトコですが、製作サイドに記録は残ってないみたいですし、リアルタイム世代でWebで発言するような人は少数みたいだし、マスコミサイドでは明らかに間違った情報流してるケースがあるし。
困ったもんです。

実は『さらば』にも同じようなことがありまして、今ソフト化されてるヴァージョンは、多分最初の公開のとは違うはず。
でも証拠がないので断言できない、というもどかしさを抱えております。

それはさておき当時の自分、若かったんだなあ、熱意、情熱があったんだなあと、しみじみ思ってしまいました。
以前だったら”至福の時”と感じたでしょうが、「ヤマト」第1作と第2作の連続鑑賞は、今は苦痛でしかありません。
口惜しいのでいずれまた再チャレンジしたいところですが、さて、根気が続くでしょうか……。


さて、こちらは公開された『宇宙戦艦ヤマト2199』のPV第2弾。
ちょっと良さげ(?)な雰囲気が…。


Commented by Brian at 2012-02-23 20:57 x
こんばんは。
おぉ~懐かしい「ヤマト・フェスティバル」!
おいらも行きました。
このパンフも購入しました!!

ただただ、「さらば」をもう一度観たくて、行ったようなものです。
エクスカリバーさん、題材にしてくれて、ありがとうございます。


『宇宙戦艦ヤマト2199』のPV第2弾・・・良さそうですね。
台詞が昔っぽいところが馴染めませんが・・・。(苦笑)
Commented by odin2099 at 2012-02-23 21:43
Brianさん、いらっしゃ~い。
これにコメント頂けるとは思っていなかったので、「感謝の極み」です(笑)。

僕は”幻の名作”扱いだった『トリトン』が見たくて足を運んだんですが、(事前に知ってはいたものの)途中でぶった切られて残念な思いをしたもんです。

『ヤマト』はTV放映されたスターシャ生存編なことも知ってましたが、『さらば』のラストのメッセージが変更になっていたのにはビックリ。
まあ『新たなる旅立ち』放映前後の公開だったから、「二度と姿を現しません」はウソだよなとは思ってましたけど(苦笑)。

パンフ、これまた新しく作り直すとは思っていなかったのでビックリでしたね。
正規の『ヤマト』、『さらば』に比べるとレア度は高いんだろうなあ。

で、『2199』、購入の決断に至りましたか?
Commented by マイケル村田 at 2017-08-05 14:51 x
「海のトリトン」、「宇宙戦艦ヤマト」、「さらば宇宙戦艦」の長編3本立て上映は見るのが凄く疲れる程のラインナップでしたね。もし1980年夏、1983年春、1985年夏の東映まんがまつりの枠で「ヤマトよ永遠」、「宇宙戦艦ヤマト 完結編」、「オーディーン 光子帆船スターライト」が入っていたら、上映時間が5、6時間強の長さとなって、見るのが疲れるとか…。というか…、西崎氏のアニメ映画作品は2時間半強の上映だからなぁ…。
Commented by odin2099 at 2017-08-06 19:51
> マイケル村田さん

<東映まんがまつり>枠は端から想定外でしょう。
それとは別の「ヤングアダルト」枠の創設に成功したのが「ヤマト」の「功」の一つだと思います。
「新たなる旅立ち」と「永遠に」の二本立て、「オーディーン」と「完結編(短縮版)」の二本立て等々、他にも色々な興行形態がありましたね。
by odin2099 | 2012-02-22 23:10 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(4)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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