『ジェネラル・ルージュの伝説』 海堂尊
2012年 03月 05日
単行本は映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』公開に合わせて出版されたと記憶しているが、その為に短編3作は何れも速水が主人公。
「伝説―1991―」は城東デパート火災に直面した速水の、”ジェネラル・ルージュ”伝説始まりの物語。
「疾風―2006―」は『ジェネラル・ルージュの凱旋』のアナザー・ストーリー。三船事務長の視点で、コンビナート爆発事故後の東城大病院の様子を描いている。
そして「残照―2007―」は、速水が去った後の救急救命センターの物語。

登場人物たちの相関関係や過去話を、一体どの段階で思いついていたのだろうか。
しかし最早この本に収録されているリストや用語解説では足りなくなってきているので、丸ごと一冊大辞典、みたいなものをそろそろ作る時期に来ていると思う。
というか、出してくれぇ。
段々と「あれ?この人誰だっけ?」というのが増えてきた。

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単行本を持っているにも関わらず、新作を読みたくて文庫も買ってしまいました(笑)
最近、海堂作品はご無沙汰ですが・・・また読んでみようと思います!
文庫になった時も、間髪をいれずに買い直してますね(苦笑)。
あまりにも積読状態の”海堂尊作品”(に限りませんが)が増えてきたので、そろそろ気合を入れて読まないといけないなあと考えてます。
自分もすっかりご無沙汰しているうちに、キャラクターの相関関係がわかんなくなっちゃった・・・!