『アーサーとふたつの世界の決戦』(2010)
2012年 05月 13日
前作のラストで大きくなり人間界で出てきた魔王マルタザール。一方ちっちゃいままのアーサーは何とか元の大きさに戻る方法を探すべく、王女セレニアやその弟ベタメッシュと共に自分の家に。しかしその前にはマルタザールの息子ダルコスが立ち塞がり・・・というお話だったのは、冒頭部分に付いていた「これまでのあらすじ」で思い出した。それぐらい印象薄かったんだな、前作。
クライマックスの大バトルシーンはなかなか迫力あるし、「スター・ウォーズ」ネタはバカバカしく愉しんだけど(なんせオチに使ってるから)、最終章を謳っている割にアーサーとセレニアの恋模様も曖昧なままだし、マルタザールの結末もほのぼのとしてるし、何よりも簡単にちっちゃくなったり大きくなったりで世界観破綻してないか。
アーサーのご両親も相変わらずイタいし、マルタザールもせっかく人間界に出て来たのにモタモタしてるし、”子ども向け”ということでやってるのだとしたらちょっと違うぞ、という感じ。なんとなーくイライラさせられる映画だったなあ。自分に余裕がないだけかも知れないけれど。
ところで第1作は大々的に公開され、第2作はひっそりと(?)公開され、遂にこの第3作はまさかのDVDスルー! しかもリリース前にWOWOWで先行放映とは、シリーズ完結編として真に寂しいですな。実際は昨年6月に開催された「フランス映画祭2011」が初お披露目だったみたいだけど、ファンタジー映画でもリュック・ベッソンの名前でも客が呼べないとは・・・。
いつの間に作られてたんだYO!ってくらい話題性のなかった本作…最終作です。ほんと全然この最終作の話題聞かなかったです、気づいたら出てたみたいな。やはり2作目の失敗が駄目だったのかな。 マルタザールが人間界に出てきたところからですが、それにしたってまさか整形から始まるとは(笑) おもちゃが実際に使えて実用的になってるところなんか用意周到!あの家ではミニモイがいる事前提なんでしょうね(家中につながってる穴とか)。「ドストエフスキーだ、確かにこれは重い」には笑っちゃった。 マルタザールの息子ダ...... more
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最終章なのに適当に終わらせた感じですね。
アーサーとセレニアも進展なしであのまんまでしたし...
DVDスルーも仕方ないですね。
あとは1~3を2時間半ぐらいでまとめるか(苦笑)。
それにしてもヴォイス・キャストが2以降で何人か入れ替わってますが、日本語吹替もいわゆるタレント吹替が3では遂に一掃されましたね。
まあ予算の都合だろうから単純に喜んでばかりもいられませんが。