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『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)

ロシアで秘密ファイルを奪い返す任務に付いたイーサン・ハントとそのチームだったが、謎の一味の乱入により失敗し、あろうことかクレムリン爆破の容疑をかけられてしまう。ロシアはこの事件をアメリカのテロと断定し、一触即発の危機に陥る。国からも組織からの支援もない中でイーサンたちは、狂信的な戦略家が核兵器の発射装置を奪うためにクレムリンへ侵入、爆破したこと、そして秘密ファイルはその発射コードであることを突きとめる。孤立無援のイーサンたちはこの危機を食い止めることが出来るのか?!

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)_e0033570_1952726.jpgトム・クルーズ主演のシリーズ4作目。本人はよほどこのシリーズとイーサン・ハントというキャラクターに入れ込んでいるのか、今回もプロデューサーとして陣頭指揮を執り、またドバイの超高層ビルでの危険なアクションシーンにもスタントを使わずに挑んでいるという。
監督はアニメーション作品の『アイアン・ジャイアント』『Mr.インクレディブル』、『レミーのおいしいレストラン』などで評価が高いものの、実写映画を手掛けるのは初めてのブラッド・バードだが、そんな不安を感じさせないハラハラドキドキの超大作に仕上がっている。これはやはり劇場の大スクリーンで見るべきだったか。

ところでこのシリーズは珍しいことにレギュラー・キャラクターが少ない。お馴染みさんとの再会もシリーズ物の愉しみの一つなのにその点では大いに不満が残るのだが、今回もメンバーほぼ総入れ替え。おまけに前作でハッピーエンドを迎えた筈のイーサンとその妻ジュリアも・・・とあって統一性というか一貫性がないなと感じていたら、ラストでまさかのカメオ出演。おまけに3作目まで皆勤賞だったルーサー役のヴィング・レイムスも同じくノンクレジットで登場、とようやく整合性に気を配るようになったようだ。毎回毎回新顔では感情移入もし難いというものだ。

ところで今回新登場のキャラに、ジェレミー・レナー演じるウィリアム・ブラントというIMFのエージェントがいる。イーサンとも因縁浅からぬという副主人公格の扱いなのだが、今後はこのキャラを主人公にしてシリーズ続行という話も出ているようだ。
今回見る限りでは主役を張るタイプのキャラではない気もするが、IMFという組織、不可能な任務に挑むエージェントの活躍を描くということなら、別にイーサンにこだわる必要もない。そもそも原作であるTVシリーズをベースに考えれば、イーサンは二代目の主人公。これから三代目、四代目と襲名して行くのは不自然なことではなかろう。
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Commented by sakurai at 2012-06-06 14:22 x
でしたねぇ。
これはスクリーンで見るべきだったと思いますよ!あたしは二回行っちゃった。
ほんとに見せ方がうまい。手に汗握るってのは、まさにこれのことだと思います。
これと前後して、「タンタンの冒険」を見たのですが、人間でちゃんと撮りたかったという監督の思いと、VFXでやれるじゃん!という監督もいるんだなあと、つい思ったりして・・。
Commented by odin2099 at 2012-06-06 22:09
>sakuraiさん

ああ、やっぱり見ておくべきだったか・・・。それもIMAXにすべきだったかなあ、と後悔はしています。
でも「どーしても!!」という気分にならなかったのも事実なんですがね(苦笑)。

『タンタンの冒険』、そうか、そういう比較は面白いですね。
特に今回のブラット・バード監督がアニメ畑出身だから、余計興味深い考察だなあ、と。
Commented by BC at 2012-06-08 17:01 x
エクスカリバーさん、こんばんは。

アラフィフでこれだけのアクションをこなせるトムクルはプロですね。

スクリーンで観るとインパクトはあったけど、
あの独特のテーマ曲の大音響にビビっている観客もいました。。。
物語はこれといったモノでもないので、
スケール感を求めなければ、お家での観賞のほうが落ちついて観られるでしょうね。
Commented by odin2099 at 2012-06-08 22:01
>BCさん

トムクル、確かにこれだけ動けるのは凄いです。メイキング見てもスタント使ってる雰囲気ないし、普通ならプロデューサーとかマネージャーが止める筈ですけど、何せ本人、プロデューサー兼任(笑)。ジャッキー・チェンも引退宣言なんかしてる場合じゃないですね。

このシリーズ、自分の中ではちょっと引っ掛かるものがあって、それで前作も劇場では見てないんですが、今回は劇場で見るべきだったかなあと反省。シリーズ最高傑作に推す声も多いですしね。
といって張り切って次を見に行ったら、えらくつまんなかったりするかも知れないなあ(苦笑)。

音楽、そんなに大音量で流れていたのですか? 効果音のデカさでビックリさせられるよりはいいかな。
Commented by メビウス at 2012-06-08 23:07 x
エクスカリバーさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

ホント、4作目にしてシリーズ屈指の出来栄えになっていて、自分も映画館でかなり興奮しながら鑑賞しておりました。
トムの生身のアクションは相変わらず迫力もあって良かったですし、オープニングの脱獄からクライマックスで黒幕を追い詰めるまで終始テンポが良かったのも印象的ですねぇ。これだとウィリアムが主人公かもしれない5作目にもちょっと期待できるかも?^^トムは年齢的に見れば続投は厳しい所もあるでしょうから、もしかしたらイーサン・ハントの活躍は本作を以って見納めかもしれませんね?
Commented by odin2099 at 2012-06-08 23:49
>メビウスさん

イーサンは最初に指令を伝える役目で登場。そして最後のウィリアムたちの危機に颯爽と登場して美味しいところをさらってゆく、でも良さそうな気がします。
でもジェレミー・レナーのファンは納得しないだろうな(苦笑)。

今回は誰が敵で誰が味方か、裏切り者は誰だ、というパターンから脱却したのが成功の鍵だったかも知れませんね。
従来だったらジェーンかベンジーかウィリアムの内の誰か、もしくはIMF長官が死んだと見せかけて実は・・・とかいう展開になっていたかも知れませんし、それならもう見飽きてますしね。
by odin2099 | 2012-06-05 19:55 |  映画感想<マ行> | Trackback(36) | Comments(6)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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