『ピラミッド/5000年の嘘』(2011)
2012年 07月 07日
「人類は過ちに気づく」とか「史上最もセンセーショナルな謎解き」とか「あなたの知識は全て嘘である」といった具合に、なかなかそそられる勇ましいコピーが並んでますね。こういうの、大好物なんです。意外だったのはこれがフランス映画だったということでしょうか。

ピラミッドのサイズや数字の比率の中に円周率や黄金数が秘められている、とか言われてしまうと実感がわかなくなるのでお手上げなんですが、例えばイースター島やマチュ・ピチュ、ナスカ、それにギザなどを繋ぐとこれが直線で結ばれ(!)、赤道とほぼ等しい長さで地球を一周するんだ、なんていう話は「おおっ!」と唸らされました。中国にピラミッドがあるなんていうのも初耳でしたし。
それに建築家や物理学者、数学者、天文学者なんかにそれぞれの専門分野からピラミッドのことを語らせるのもなかなかアイディアでしたね。その結果エジプトやピラミッドの専門家がみんな頭の固い石頭にしか見えなくなるのも監督の狙いでしょう。
ただそれに対する「映画としての回答」が、匿名で出てくる映画の「ブレーン」という人の自説のみなのが弱いですね。名のある学者なのか、それとも市井のアマチュア研究家かなんかなのかわかりませんけれど、もうちょっと多角的に検証してくれませんと。宇宙人説は取り上げていませんが「超古代文明」に触れるのならば、思いっきりハッタリをかました方が映画としては盛り上がったかも知れませんねえ。
でもやっぱり好きですよ、こういう作品。矛盾するようですが、大真面目に作っている姿勢も好感が持てます。専門家は目くじらか、さもなきゃスルーのどちらかでしょうけれど。

予告編がわりと派手な印象だったのでてっきりドラマだとばかり思っていたんですけど、ドキュメンタリー作品だったんですね。そういえばキャストが誰とかいう話は全く聞いた覚えが ...... more


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今日の広島は、快晴の気持ちよい朝を迎えております。ちなみに、本日紹介する作品は、何時もとは毛色の違うクフ王の墓・ギザの大ピラミッドの謎を紐解くドキュメンタリー作品で... more
