『リンカーン弁護士』(2011)
2012年 08月 02日
高級車リンカーンの後部座席をオフィス代わりにしているやり手弁護士ミックの元に、暴行容疑で逮捕された資産家の青年ルイスからの弁護依頼が来た。被害者の女性レジーナは、自宅にやってきたルイスにいきなり暴力を振るわれたのだという。だが”娼婦”レジーナ宅を”客”として訪れた際に、自分は何者かに襲われ気を失っていた、彼女の怪我は恐喝を目的とした狂言だ、とするルイスの主張とは真っ向から対立するものだった。ルイスへの疑義が高まる中で、今回の事件がかつて自分が手掛けた事件に酷似していることに気付いたミックは、今は服役中の元依頼人を訪ね、その事件の真犯人がルイスであるとの確証を得る。そしてルイス自身もそれを認めるのだが、秘匿特権のためにミックはルイスのことを他人に話すことが出来ず、また狡猾なルイスはその為にミックを雇ったことが判明する・・・。
マイケル・コナリーのベストセラー小説を、マシュー・マコノヒー、ライアン・フィリップ、マリサ・トメイ、ウィリアム・H・メイシー、ジョシュ・ルーカス、ジョン・レグイザモ、マイケル・ペーニャ、ボブ・ガントン、フランシス・フィッシャー、ブライアン・クランストンらで映画化したもの。脚本はジョン・ロマーノ、監督はブラッド・ファーマン。
原作の翻訳が出たのが3年ほど前。この時点で既に映画化は動いていたので気にはなっていたのだが、その後はなかなか情報が流れず、さてどうなったのだろうと思っていた頃ようやく劇場公開の報が届いた。しかし聞けば本国では昨年春に公開されていたというから1年以上寝かされていた訳だし、しかも好評のために続編映画とTVシリーズ企画も動いているというのに、我が国ではシネコンで1日2回程度それも殆どの劇場が2週間のみの短期上映とはかなり寂しい限り。ただ日本ではあまりピンとこないストーリーやシチュエーションだろうし、マシュー・マコノヒーも決して集客力のあるスターではない現状を考えると、DVDスルーにならなかっただけマシなのかもしれない。俳優陣は並べて好演で、演出のテンポも悪くないのだが、二転三転のどんでん返しという程のサプライズはなかった。窮地に陥ったミックが何を切り札にしたのか、その結果得られたものは何だったのか、アメリカの司法制度をある程度知らないと、何が物語の肝なのかがわかり難いのではないだろうか。
またミックが思いの外”善人”で、というか至って常識人になっていたので、全体的に弾けっぷりが足りなかったように思う。もっと型破りな弁護士が大暴れするような映画かと想像していたのだが、大人しめのミステリー・サスペンスの佳作という印象だった。
<追記>
マイケル・パレが出ていてビックリ。言われなきゃわからないくらい往時の面影はない・・・。
私もびっくりでした。
タイトル・ロールで最初、マイケル・ペーニャ見っけた後、また似た名前見っけて、あれ?と思ったら、懐かしのパレでしたねえ。
まじめにわかりませんでした。
私は裁判ものが好きなんで、結構楽しめた口です。ライアンの悪人ぶりもよかったです。
それにしてもマイケル・パレ・・・
パンフの写真を見ても、全然面影なくてガッカリ。
まだ老けこむ歳じゃないんだけどなあ。
・・・と思ってパレと同い年の俳優さんを探したら
アレック・ボールドウィン、ゲイリー・オールドマン、ケビン・ベーコン、マイケル・マドセン、ティム・ロビンス、ヴィゴ・モーテンセン、ティム・ロビンス、ロバート・パトリック、ケビン・ポラック、ブルース・キャンベル、ミシェル・ファイファー、ポリー・ハンター、シャロン・ストーン、ミランダ・リチャードソン、アネット・ベニング、マデリン・ストー、ジェイミー・リー・カーティス、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、それにマドンナ・・・と錚々たる顔触れが並びました。
うーん、ガンバレー!





