『特命戦隊ゴーバスターズ ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ／東京エネタワーを守れ！』（2012）

30分足らずの小品だけど、なかなか見所の詰まった『特命戦隊ゴーバスターズ』の劇場用新作映画。

映画限定のバディロイドやバスターマシン（ヴォイスキャストが何故か辻希美だけど、キャラはそんなに立ってないし、あんまり活躍しない）が出てきたり、対するヴァグラス側もメガゾード軍団を投入し、しかもエンターがノリノリで前線に出てきたりと、ＴＶでは（今のところ）見られないスケール感のある展開もウレシイ。

ヒロムたちのウイークポイントだとか、「ゴーバスターズ」世界の基本設定もきちんと押さえてあるので、予備知識の乏しい人でもそれなりにお話に付いてこれると思う。

東京スカイツリーブームの中、敢えて東京タワーを「東京エネタワー」に見立てての大掛かりな作戦とそれに伴うアクションシーンも、いつもとは違った画面作りには役に立っている。

ただせっかくのロケが、みんなＣＧ合成に見えちゃうのは勿体ない。

毎度のことながら追加戦士の陣マサトは、ＴＶ初登場編と前後しての撮影の筈。

まだキャラが固まっていないし、出番も少ないのが夏映画の欠点だけど、これは年明けに公開されるであろう「VSシリーズ」に期待するしかないか。

期待と言えば、撮影時期的に当然のことながら映画にエスケイプは出てこない。

大画面でエスケイプのアクション、見たいなあ。

ヒロム姉の吉木りさにも出てきて欲しかったけど。

＜追記＞
最後に黒木司令官が全て持って行ってしまった…。