『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE/みんなで宇宙キターッ!』(2012)
2012年 08月 06日
――というぐらい、のっけから原幹恵のアクションが炸裂。VS成嶋涼(財団X幹部)とかVS横山一敏(レオ・ゾディアーツ/立神吼)とか、かなり難易度の高いシーンもあっさりとこなしてます。
中盤以降は弦太郎や流星だけじゃなくライダー部全員にアクションの見せ場があるし、木下あゆ美はキー・キャラクターの役だし、ワンポイントの友情出演の割に長澤奈央(宇津木遥先生)の出番は多いし、良くも悪くも坂本浩一監督印の一本。坂本監督作品のファンならば(細かいところには目をつぶって)きっと満足出来ることでしょう。

一方で、ファンならとっくに気付いていたけれど、”隠し玉”として用意された衛星兵器XVII。こちらは「エックスブイツー」と読みますが、イコール”17”なので当然「大鉄人17」へのオマージュキャラなのですが、衛星形態から戦闘形態へ変形した姿を「ワンセブンフォーメーション」と呼称するにとどめ、「大鉄人17」とは呼ばれません。キョーダインも、わかる人にはわかる、映画館でオールドファンがニヤリとする、程度にしておけば良かったのでは、と思うのですが如何なものでしょう。
さて今回も『仮面ライダーフォーゼ』は最終回目前ということもあり、新ヒーローへのバトンタッチのコーナーが用意されてます。従来の流れからすると、仮面ライダーウィザードはクライマックスバトルの助っ人として登場するのかと思いきや、比較的前半に登場。その分、『フォーゼ』のドラマとしての完成度は高まっているでしょうが、ウィザード単独の印象はちょっと薄くなっています。

最後には恒例「MOVIE大戦」の予告と、それに『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』の予告付き。こりゃ燃えてきますねえ。



さすが坂本監督、アクションシーンは見応えありました。
それとクライマックスでは、懐かしい面々が・・・。
長澤奈央さん、もう少し観たかったし、蹴り入れて欲しかったなぁ~(爆)
弦太朗、ついに機械とも友達なっちゃいましたね。
流星も、段々とかっこよくなったし。
もうすぐ「フォーゼ」も結着の時ですね、どんな結末が待ってるのか楽しみです。
これって余裕かましてたけど、結構宇宙鉄人ヤバイじゃん、という焦りの表れなのかな。
TV版、校長は「やはり」の活躍ぶり(?)だし、賢吾くんは人間じゃなくなってるし、どこまで行っちゃうの~って感じですね。
相変わらずの派手派手アクションやフォーゼの友情・絆といったテーマもブレてはいなかったので、今回の坂本作品もかなり興奮できて自分も面白かったですね♪少なくともオーズの劇場版よりは良かったかも・・^^;
でも最近特撮映画に往年のヒーローがたくさんゲスト出演しているせいか、リアルタイムで観てなかった自分は懐かしむ要素が薄くて冷や汗タラリですねぇ^^;キョーダインは見た目がロボロボしててカッコ良かったんですけど、個人的にはやはり『それだけ』でした(汗
リブートギャバンも興奮できるかなぁ・・・?(汗汗
「キョーダイン」や「17」はリアルタイムでそこそこ見てましたので(?)、キャラには愛着があります。まあ今回みたいな登場のさせ方なら、無理に出さなくてもとは思いましたが、色々な過去作が取り上げられることは決して悪いことばかりではないと考えてます。
アクションは盛り沢山でしたね。ただ段々と見る側のハードルも上がってきているので、その点では違った演出もあったのかなあと思わないでもないですが、まずは満足です。
「ギャバン」は、シャリバン、シャイダー含めて2代目の扱い方描き方次第かなあ。
あと、音楽が渡辺宙明先生だったら、それだけでOKかも?と思っている自分がいます(笑)。