『マンハッタンの怪人』 フレデリック・フォーサイス
2012年 08月 14日

ミュージカル版が好きで大切に思ってる人ならば、この作品は読まない方が良いと思う。
だって――ここからネタバレしますぞ――、ラウルとクリスには語られなかった過去があり、その因縁にはマダム・ジリーも関わりを持ち、その事件の結果あろうことかラウルは不能者になっていて、なんとピエールはクリスとラウルの子どもではなく、実はクリスとエリクの子どもだなんて…?!
そしてピエールを庇ったクリスは暗殺者の凶弾に倒れ、真実を知ったピエールはラウルではなくエリクを選んで去ってゆく…ってどういうドラマなんだろ?
なぜ子どもが?!といった衝撃がありました(苦笑)
オペラ座は、ミュージカルの終わりが私の中では一番綺麗な終わり方かもしれません。
でも、どちらにせよこのストーリーは戴けないなあ。
『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』のDVD買っちゃったからそのうち見るけど、でも見るの怖い~(苦笑)。
それにミュージカルだとメグが明らかにファントムに魅せられているのに、続編ではそのあたりにちっとも触れてないのも不満。
それとも語られてないだけで、マダム・ジリーがエリクを助けた際、当然のようにメグも手を貸していたのかな。