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『アベンジャーズ:プレリュード/フューリーズ・ビッグウィーク』

著者としてクレジットされているのは、クリストファー・ヨースト(作)、エリック・ピアソン(作)、ルーク・ロス(画)、ダニエル・HDR(画)、アガスティン・パディラ(画)、ウェリントン・アルブス(画)の6人。アメコミの仕組みはなんかややこしいですな。
タイトルにあるフューリーとは、もちろんシールドの司令官ニック・フューリーのこと。<マーベル・シネマティック・ユニバース>のオフィシャル・エピソードとして刊行されたコミック本で、「フューリーの多忙な7日間」と訳されとります。

で、何が多忙な7日間かというと、『アイアンマン2』と『インクレディブル・ハルク』と『マイティ・ソー』、それに『キ『アベンジャーズ:プレリュード/フューリーズ・ビッグウィーク』_e0033570_203025.jpgャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の冒頭とラストの部分が実は同時並行して起こっており、これが実に7日間の出来事だということ。

キャプテン・アメリカは氷漬けで発見されるわ、トニー・スタークは死にかけて自暴自棄になってるわ、行方不明だったブルース・バナーの居所が分かったと思ったら、軍がアボミネーションを誕生させちゃうわ、アイアンマンとウォーマシンはウィップラッシュとドローン軍団と激突するわ、空からハンマーは降ってくるわ、ハルクはNYで暴れるわ、ソーはデストロイヤー軍団と戦うわで、こりゃ落ち着いてなんかいられませんなあ。

イライラしっぱなしのフューリーの元、フィル・コールソンとブラック・ウィドウとホークアイが大活躍! というよりあっちこっちへ飛ばされ、こき使われまくってます(苦笑)。こっちも可哀想だ。

残念ながらマンガとしてはさほど面白くないが、映画ではどうなったかわからない「Mr.ブルー」ことサミュエル・スターンズ博士のその後が描かれたり、『アベンジャーズ』に出てくる新兵器が、回収したデストロイヤーを元に研究・開発されたものだったりと、あくまで裏話を楽しむものだと割り切った方が良さそう。
by odin2099 | 2012-09-08 20:04 | | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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