『アポロ18』(2011)
2012年 09月 23日
月面には自分たち以外の足跡があり、それを辿った先に見つかったのは何とソ連の着陸船。しかし何故か船内には宇宙飛行士の姿はなく、大量の血痕が残され、更に近くのクレーターには白骨化した死体が。一体彼らに何が起こったのか、そして国防総省は何を知っていて極秘のミッションを遂行したのか、という興味で引っ張っていく。
勿論月面には「何か」がいるワケで、結局のところ18号のクルーたちは次々と犠牲になっていくのだが、その「何か」の正体は最後まで明かさず仕舞い。これは良かったのか悪かったのかわからないが、始めから原因究明を目的としたミッションだったならば、「人類が40年間、月に行かなくなった本当の理由とは?」というコピーはちょっと違うような。「人類は、なぜ月を見捨てたのか!?その本当の理由がいま明かされる!」のコピーもそうだが、真相を突き止めるために19号、20号の打ち上げも敢行しそうなもんだが・・・。
宇宙飛行士が撮影したフィルムと、月面に設置されたカメラの映像で構成されている割には随分と色々なものが映っている気がするが、そこは映画の嘘として見逃そう。
ポリティカル・サスペンスや「ファースト・コンタクト」テーマのSF映画を期待するとガッカリだが、ホラー・サスペンス物がお好きな人なら楽しめるかな。
前評判があまり良くなかったので、どんなものか…と思いながら観に行きました。 あり、でしょう。全然、あり。宇宙系のSFとしては、古典的でオーソドックスで、目新しい内容では全く無いのだけれど、描き方が、実際の月面着陸の映像等を交えながらのものなので、臨場感があって、とてもリアルでした。 映画的に超有名俳優などが出演しなかったのも、基本宇宙飛行士は宇宙服でその顔が隠れているものだし、恐怖の感情を情感豊かに演じられても困るものなので、更に現実的で良かったです。 少しネタバレ。 ...... more
監督 ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ 主演 ウォーレン・クリスティー 2011年 アメリカ/カナダ映画 86分 SF 採点★★ 実家の自分の部屋から出てきた中学時代の愛読書“人類は地球人だけではなかった”を、最近になってまた読み耽っている私。如何せん元ネタがフェ…... more
人類を初めて月面に送り、17号をもって打ち切られたとされるNASAの一大プロジェクト“アポロ計画”にまつわる陰謀論を基に、アポロ18号の乗務員が月面で遭遇する恐怖を描くSFホラー。監督は『オープン・ウォーター 第3の恐怖』のゴンサーロ・ロペス=ギャレゴ。出演は「沈...... more