『仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX<DC版>』(2012)
2012年 09月 27日
お正月に公開された「仮面ライダー」の「MOVIE大戦」映画第3弾!・・・の<ディレクターズカット版>が例によって出やがりましたので、仕方なく狩ってやりました。なんと「大幅20分増量」(ジャケットより)というボリュームで、ランニングタイムは117min。こりゃあ大作ですがな。
前2作はパートの入れ替えを行い、パッと見ただけでガラっと印象が変わる作品になってたけれど、今回は劇場公開版そのまま。台詞を追加したりシーンそのものを長くしたりしているだけなので、熱心なファンじゃなきゃどこがどう違うのかはわかんないんじゃないかな。
といっても劇場公開版では舌っ足らずだったり、オチがなかったり、投げっぱなしだったりで気になってた場面がフォローされてたりで、個人的には納得いくものになってた。
アクションも更に凄くなってたし、キャラの心情もかなり細かいところまで拾われてる印象。
もっとも劇場公開版そのものが詰め込み過ぎだとか色々言われてたから、そういう人には蛇足というか胃もたれ必至だろうな、とは思う。他の<DC版>の中には<公開版>より優れた「万人向け」も多いけど、これに関してはもっと濃厚に作品世界を味わい尽くしたい人向け、ってことで。
オーディオコメンタリーは坂本監督、武部P、塚田Pのお三方。喋ることが多すぎて画面のペースに付いていけてないのが勿体なさすぎ。誰某ちゃんは可愛いとか、誰々は動けるとか、そんな話ばっかりだし(苦笑)、いっそコメンタリーとは別に4時間くらいの座談会やった方が良かったんじゃ?
で、その坂本監督は年末の『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』を監督するらしい。「フォーゼ」パートは最終回の5年後。弦太郎は天高の教師、賢吾は科学者、ユウキは宇宙飛行士、流星はインターポール捜査官になっているとか。
で、今度のフォーゼの敵はサナギマン?!
ということは当然イナ○マンにもなるんでしょうが、キョーダインに続いてのヒーローの悪役化はちょっとなあ・・・。
また助っ人として”仮面ライダーなでしこ”と”インガ・ブリンク”も再登場。真野恵里菜と原幹恵も出てくれるみたいで、これは嬉しい。
一方の「ウィザード」パートでは、なんと美少女仮面ポワトリンが登場、ウィザードと魔法対決をするらしい?! ポワトリンを演じるのは入来茉里という娘らしいけど、もーなんでもアリでワケわかんないですねー。ここまでくればいっそアッパレ!ってとこ。次は誰?キカイダー?アクマイザー?ロボット刑事?魔女先生?ロボコン?
中華な魔女とか少年野球の女子監督とか変身忍者とか、どこまで「ライダー」世界に取り込んじゃうのかに期待だね。