『サイボーグ009/Conclusion GOD'S WAR~序章~』
2012年 10月 12日
その最終回は三部作になっていて、49話「第一幕・女神の陰謀(はかりごと)」、50話「第二幕・光の羽音」、そして51話「終幕・宇宙(かみ)の産声」が「完結編」の「序章」という形で映像化されています。これがまとまった形での「完結編」のお披露目でした。

で、とりあえず小説版全3巻のうち1~2巻を読み終えたので、そういえばアニメ版ってどうなっていたかなあと見直してみたワケですが、小説版で云うところの「009」編を中心に構成されていたんですね。しかし所々違うところがあり、というよりも大筋は同じで殆ど別物と言っても良いのかも知れません。アニメ版の脚本を書いた後で内容を見直して手を加えたのか、それともアニメ版は”予告編”と割り切ってわかりやすく見せようとしていたのかはわかりませんが。
このアニメ版のイメージだけで小説を読もうとすると、かなり戸惑うのではないかと思います。
逆にようやっとストーリーの全貌が明らかになった今こそ、「完結編」をダイジェストではなく、きちんとアニメーション作品として作って欲しいと思いますね。
その際には今度公開される『009/RE:CYBORG』のようなテイストではなく、キャラクターも是非とも石ノ森タッチで。