『白雪姫と鏡の女王』(2012)
2012年 10月 13日
どうしても先行して公開された『スノーホワイト』と比較してしまうが、幾つか共通点があるのも確か。
ひとつは白雪姫が、王子様の助けを待っている受け身な女の子ではなく、自分の運命は自分で切り拓くというアクティブなキャラクターになっていること。そしてもう一つが主人公が白雪姫というより、むしろ悪の女王である点があげられると思う。どちらも時代の変化と言ってしまえばそれまでだが、その結果従来とは違った斬新な「白雪姫」映画になったことは間違いないだろう。
一方大きく違うのは、『スノーホワイト』が戦う女の子を中心とした冒険活劇、アクションアドベンチャーの側面がクローズアップされ、ダークなファンタジーになっているのに対し、こちらは対照的にポップで明るいコミカルな映画になっていること。エンドクレジットではお姫さまが自ら歌い踊ってしまうのだ。
なので観客としては好みに合わせてどちらかをチョイス出来るし、両方の作品を違った楽しみ方で味わうことも出来る。同じような作品を続けて見せられてらたまったもんじゃないが、これぐらい違えばいいだろう。
悪の女王を、シャーリーズ・セロンのような”絶世の美女”(?)とはちょっと呼べなさそうなジュリア・ロバーツが演じている時点で、まあコメディだろうなという見当は付くけれど、白雪姫を演じているのがぶっとい眉毛のリリー・コリンズ。もうギャグなメイクかと思ったら、本当に太眉の持ち主みたい。でもこれが段々と可愛らしく見えてくるから不思議。そしてアホ王子役が様になってるアーミー・ハマーは、厭味のない二枚目ぶりがGood!
もうちょいはっちゃけた映画かなと思ってはいたけれど、これはこれで悪くないね。先の展開が読みやす過ぎるのが難かなあという気がしないでもないけど。
【追伸】
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一度コメント送信したのですが途中でした。(送られていなかったらいいのですが)
この映画、観ようかどうか悩んでいました。
確かにリリー・コリンズの太眉が気になって可愛く見えなかったし、ジュニア・ロバーツも若い頃のあの魅力が今ではないし・・。
でもエクスカリバーさんが「観ているうちに可愛く見えてくる」というのは気になります。それだけチャーミングだったということですよね。
DVDにっなってしまうかもですが、鑑賞しますね!
どうやらコメントは送信されていなかったようですね(^.^)
リリー・コリンズは途中で衣装や髪形がガラっと変わるのですが、そこで段々と可愛く見えてきます。またジュリア・ロバーツは年齢含めて自虐的なネタも多いので、それが笑いどころになっているとも言えます。
まあ昔からジュリア・ロバーツって美人だと思ったことはないんですが(^^ゞ
映像は綺麗だし、役者陣も好演しているので、上映はそろそろ終わりだと思いますので、ご覧になるならばお急ぎを。
ただこういう作品こそ吹替版を作って欲しかったなあと思います。勿論プロの声優さんを起用して、ですが、キャラクターの掛け合いなどは字幕を追っていると辛いし、そもそも戸田奈津子訳が何だかしっくりこないということもあるんですけれど。
DVDには吹替が収録されることを期待しております。
ああぁ、吹き替えもありだろけど、結構大人向きな作品だったんじゃないですかね。
楽しく見れました!最初は、眉毛に引っ掛かりましたが、だんだんかわいくなってくコリンズジュニアと、思いっきり楽しくやってるジュリアがとってもよかったです。
あとは、石岡さんの衣裳ですねえ。
絶対に似合わないけど、一度着てみたいですわ。
吹替=子ども向けってことではないので、ちょっとした会話のやりとりが楽しい作品なら吹替版も良いなーと思ったワケです、はい。
石岡さんの衣装は「マンガ」にならないギリギリのラインで良かったなと思いました。
ディズニーアニメのイメージも踏襲してますね。