『宇宙刑事ギャバンメモリアル/30年目の再会』
2012年 10月 17日
構成は金田益実、構成協力:秋田英夫、編集が高木啓典、演出は山田大助、ナレーションはギャバン=一乗寺烈役だった大葉健二が担当。
何せ1年近くに亘って放送された作品を1時間ちょっとでまとめようとしてるのだから、「あれがない」「これもない」が頻発してしまうのは想定内だが、やはり子供たちに「ギャバン」というヒーローをアピールしたい、というのが前提なのだろうか。
ただこの手のDVDを買うのは昔からのファンやマニアが多いだろうから、ベム怪獣やダブルモンスターを全部紹介するよりは、もっとドラマ部分に焦点を当てた構成の方が喜ばれるんじゃないかと思うのだが。
オーディオ・コメンタリーは、大葉健二とミミー役だった叶和貴子、それにプロデューサーの吉川進の3人。当事者ならではの秘話も聞かれるが、話があっちこっちに逸れたり、記憶違いや微妙な間違いも気になってしまうので、誰か進行役を置いておけば、という点が悔やまれる。
しかしながら、今見ても『宇宙刑事ギャバン』という作品は色褪せていない。
確かに技術面では稚拙に感じる部分もあるのだが、デザインや映像のセンス、アクション、音楽、ドラマ作り・・・・・・間違いなく時代を超越したヒーローだ。