『ジェーン・エア』
2012年 10月 21日
シャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』を、ジョン・ケアード(脚本・作詞・演出)とポール・ゴードン(作曲・作詞)がミュージカル化し、ブロードウェイでロングラン上演された作品の日本再演を、日生劇場にて鑑賞。
出演は松たか子、橋本さとし、寿ひずる、旺なつき、阿知波悟美、山崎直子、辛島小恵、小西遼生、福井貴一、壌晴彦ら。

実は原作を読んだことがなく、「逆境に育ったヒロインが自立して幸せを掴む」ぐらいの大まかな粗筋しか知らなかったのですが、ちょっとしたミステリー物っぽい味付けもあって面白いですね。
最初のうちは陰湿ないじめや無理解な大人たちが沢山出てくるので、もっと陰惨でドロドロしたお話になるのかと身構えてしまったのですが、中盤からはユーモアのあるシーンも増えて楽しく見ていられました。
早口な台詞回しはちょっと気になるのですが、松たか子は存在感ありますね。橋本さとしの軽薄すぎない軽妙さも良いバランスです。しかしこの二人をキャスティングしておいて「美人じゃない」「ハンサムじゃない」とやってるのは説得力がないというか・・・。
原作を読むのはちと辛いかなと思っているのですが、何本か映像化作品があるので今度はそちらを見て行こうかなと思っています。