『009/RE:CYBORG』(2012)
2012年 10月 29日
最初にサイボーグ戦士たちのキャラクター・デザインを見た時はガッカリしたのだけれども、実際に見てみると一本の映画として楽しめるものになっていて、まずはメデタシメデタシ。2013年、全世界に同時多発テロが勃発。
かつてない世界の危機に、ギルモア博士は世界各地に散らばっていたサイボーグ戦士たちを招集する、というのは如何にもなパターンだが、従来のようなレーサーだったり、バレリーナだったり、長距離トラックの運転手だったり、というのとは違う現職が、スパイアクション物っぽくて新鮮に感じた。
サイボーグだから歳を取らない(島村ジョーが延々と高校生活をループしてるとか)というのは強引な気もするが、60年代の米ソ冷戦時代の産物である00ナンバー・サイボーグを描く際には、その時代を舞台にするか、設定を無視するか(1979年版)、時を超えさせるか(2001年版)、何らかの形で折り合いをつけなければならないのだから、そういう解釈もあって良いのだろう。

ただし、楽しんだと言っても、あくまで石ノ森章太郎の『サイボーグ009』を原案として使っただけの新作アニメ映画としてであって、『サイボーグ009』の新エピソードとしてはやはり認めることは出来ない、ということは断言しておこう。【ひとこと】
天使編とか、原作のヨミ編?(ジョーどこに落ちたい?のラストシーンのやつ)とか、超銀河…とかのテイストが盛り込まれてた感じがしました。
それにしても、ジェットはどうしちゃったの?
飛んでる姿はスッポッポン!
最後に003…
良いね!(◎o◎)
ジョーとジェットの確執だとか、「張々湖」の登録商標でもめてるとか、なんだかよーわからんまんまの設定も多いですし、いきなりジョーに銃を向けるギルモア博士はどうなのよ、てな部分も多くて原作ファンとしては悲しくなる部分もあるんですが、総じて楽しみました。色々な面で懲りすぎだなあと思わないでもないですが。
それにしてもフランソワーズ、これまた原作のイメージは微塵もないですな。
可憐でお淑やかなハズが、いきなりの肉食系に…?!
確かに消化不良な面は否めないのですが、意外にも(?)映画としては楽しめました。
邦画と言うよりも多分に洋画テイスト満載ですけれど。
不満点は多々ありますが、これでヒットして続編が作られ、その結果それが解消されれば良いな、と思ってます。
東丈はちょっと思いました。
ジョーを覚醒させようとして襲いかかるジェロニモなんて、まんま『幻魔大戦』のベガだよな、と。
そういや今回のフランソワーズの立ち位置はプリンセス・ルーナ(ルナ姫)っぽい?
狙いなんでしょうか。
そうそう!9人揃ってコスチューム着てるシーンは
なかったですよね〜〜〜。
なんかやっぱり見たかったですよね。
キャラも設定もオリジナルとはかなり違いましたが
よくあるハリウッド版のリメイクみたいだと思えば
まあ、いいんではないでしょうか。
もっとも今度はアメコミで「009」をやるので、これまたキャラの変貌ぶりが凄いことに・・・!^_^;
続編と言うか第2弾を作って、今度は娯楽作にしてメンバー各人の活躍の場を盛り込んで欲しいもんです。
こりゃもう別物として割り切るしかないでしょう。
結構「009」に思い入れの強い身としては、到底納得行くものではありません。
まあ似て非なるものとして見ればまあ許せるかなという感じですし、映画そのものは決して詰まらなかった訳ではないので。
ただねぇ、「009」を全然知らない人に、「009ってこういうんだあ」と思って欲しくはないですね、やっぱり。
世界観、会話の断片、抽象的な雰囲気…
フランソワーズが可憐な乙女じゃなくってれっきとした「女性」だってのに気づかされた本作…。ジョーとの関係も相当先に進んでいたようで、ちょっとびっくりしちゃいましたが、レンタルで「大人用」とわざわざ書いてあるのには理由があったんですね(笑)
ストーリーにはガッツリとはついていけなかったものの、後半のどこかで見たようなシーンや制服に着替えたシーンなんかは嬉しくなっちゃいました。
自分の見たい『009』はこういう作品じゃないですが、独立した映画としては面白かったと思います。
で、『完結編』をアニメ映画化して欲しいなあと思っていたのですが、小説版読み終わった今となっては、これを映画館で見せられたらきついなあと考えるようになりました……。
しかしレンタル版、「大人用」って注釈付けてるんですか!?
まあこれをその昔の映画やTVシリーズの延長線上で借りたら、かなーりショック受けるでしょうけどね(^^ゞ





