
見知らぬ若い男に脅され、自分の部屋に連れ込まれてしまった女。
ただのレイプ犯ではないと主張するこの男は、女を椅子に拘束し偏執的な要求を繰り返す。
はじめは従順に従っていた女だったが、いつしか立場は逆転していく…。
<アート・オブ・エロス/監督たちの晩餐>シリーズの一篇で、監督・脚本はマーカス・フィッシャー。
出演はクローディーン・ワイルドとアルンドゥト・シュヴェリング=ゾーンレイ。
男女の立場が入れ替わる瞬間が良くわからないのだが、それ以上にラストが曖昧模糊。
単なる夢オチだったとしたなら興ざめだ。
「スイスの巨匠がソフトSMを交えて描くサスペンス傑作」と解説にあるが、それほどとは…。