『信長の変貌/萌える戦国ミステリー』 鯨統一郎:原作/みなづきふたご:漫画
2013年 02月 20日
主人公は三村千明という大学生の女の子。彼女は、幼い頃から「うつけ者」と呼ばれていた織田信長が、ある時期を境に急に「天才」へと変貌することに疑問を抱いていました。するとゼミの担当教員である早乙女静香がフィールドワークを提案。同じくゼミ生の三宅亮太と3人で安土城跡へ。ところが千明は、寝ると夢の中で過去へとタイムスリップ(!)してしまうという特殊な能力を持っていて、気が付くと目の前に信長本人が・・・?!
というワケで早乙女静香シリーズ(?)の番外編です。三宅亮太くんも『すべての美人は名探偵である』に続いての登場ということになります。静香さんのキャラクターは随分と違っちゃった感じですが、バーに呑みに行っていけすかないライターをやり込める、と何度か言ってますから、やっぱりあの静香さんなんでしょう。
構成としては、漫画の部分が謎解きで、その前後に静香先生の講義という形で実際の信長の事象を解説して、を繰り返す形になっています。まあサクサク読めるのは有難いですが、漫画部分も解説部分も中途半端で物足りない気もしますね。
謎解きの部分は伏せておきますが、まあそういう可能性もあるんだろうなあ、程度で個人的にはあまりピンときません。この説、他にも唱えている方がいらっしゃるのでしょうか。