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『燃えろ!!ロボコンVSがんばれ!!ロボコン』(1999)

先日<東映まんがまつり>のDVDでオリジナルの『がんばれ!!ロボコン』を見たら、新しい方のロボコンも見たくなってきたので引っ張り出してきました。
『ビーロボカブタック/クリスマス大作戦!!』『テツワン探偵 ロボタック&カブタック/不思議の国の大冒険』に次ぐメタルヒーロー枠でのVシネマ第3弾で、これは<スーパー戦隊>のVシネマが軌道に乗ってきたので、もう一本の柱が欲しくなって企画されたんでしょうね。

以下、「ビバ! びでお」掲載分より転載。

オーレンジャーとカクレンジャーの共演に始まり、カーレンジャーとオーレンジャー、メガレンジャーとカーレンジャー、ギンガマンとメガレンジャー、はたまたカブタックに助っ人参戦するブルービートとBFカブトや、ロボタックとカブタックという組み合わせ等など、ヒーロー同士の競演がウリになっている東映のVシネマ・シリーズ。しかも同時間帯の新旧シリーズ作品同士の組み合わせなのがミソ。

『燃えろ!!ロボコンVSがんばれ!!ロボコン』(1999)_e0033570_2214755.jpgとなれば『テツワン探偵ロボタック』の後続番組である『燃えろ!!ロボコン』にも当然新作ビデオの話は出てくるだろうけど、いくらなんでも石ノ森章太郎原作のロボコンを、前番組とはいえ東映オリジナルのロボタックやカブタックとは一緒にさせはしないだろう。となれば新旧ロボコンの競演しかありえない、と思っていたので予想通りの顔合わせとなった。

旧ロボコンは別次元から凶悪犯罪者を追って来た秘密捜査官、ロビンちゃん(島田歌穂!)はその上司という設定だが、特に旧作を意識した作りにはなっておらず回想シーン等もないので、このロボコンがあのロボコンと同一なのかどうかはハッキリとはしない。まぁ、パラレル・ワールドってことでOKでしょう。ホントはガンツ先生との対面シーンなんかも用意して欲しかったところなんだけど、残念ながら実現しなかった。

はじめは反目しあっていた2体のロボコンだが、やがて友情が芽生えて・・・・という展開もパターンだが、安心して見ていられる。そしてそのターニング・ポイントとなるシーンに流れるのが、旧作を見ていた人なら多分「ああ」と思うであろう菊池俊輔の手になるBGMの新録版(わざわざ録音したのか?)。これが更に盛り上げるのだ。(因みにエンディングには水木一郎の唄う新録の旧作主題歌が流れる。)
山本圭子の変らぬ演技も感動物の、これはファンへの良質の贈り物である。

ところで『ロボコン』の後番組は同じ石ノ森原作の『仮面ライダークウガ』であるが、流石にロボコンとライダーの競演はやらない・・・・だろう・・・・な? (ま、歴代ライダーとの競演が妥当な線だろうけどねぇ。)


はい、結局ライダー復活によってVシネマは休止になっちゃいましたが、夏の劇場用映画が復活。結果的にはそちらの方がムーブメントが広まったので良かったんですけどね。ただ、戦隊みたいに毎年毎年『アギトVSクウガ』、『龍騎VSアギト』、『ファイズVS龍騎』・・・とVシネが続いていたら、それはそれで面白かったかも。
もっとも、そうなると『仮面ライダーディケイド』の発想はなくなるでしょうが。

ところで『燃えろ!!ロボコン』の方は見たことなかったんですが、おそらく『がんばれ!!ロボコン』と同じようなテイストなんだろうなあと思いながらこの作品も鑑賞。結果、違和感は全くなかったんですが、それで良かったのかな?

『燃えろ!!ロボコンVSがんばれ!!ロボコン』(1999)_e0033570_21583020.jpg

新旧ロボコンの共演♪
・・・と思いきや、ちょっと違うゾ (^^ゞ
by odin2099 | 2013-02-21 22:15 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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