『ローマ法王の休日』(2011)
2013年 02月 23日
邦題は『ローマの休日』に引っ掛けたものだが、てっきりドタバタ・コメディかと思って見ていたら、まるで予想と違う展開にビックリ。色々なエピソードが並行して描かれるけれど、それが上手く噛み合ってないし、ラストシーンなんて「え、ここで終わり?」と呆然としてしまった。なんだか救いのない終わり方だなあ。いや、当人としては心の平安を取り戻したのかも知れないけれど。
コンクラーヴェの最中「自分だけは選ばれませんように」と神に祈り、睡眠薬や精神安定剤に頼り、時間つぶしとはいえ嬉々としてバレーボールに興じる枢機卿たち・・・これは一種のブラックジョークなんでしょうか。枢機卿だって人間だからこれぐらい人間臭くても当たり前かも知れないけれど、聖職者足るもの崇高な存在であって欲しいとも思うし・・・。
近々ホンモノのコンクラーヴェも行われる筈だけど、本当もこんな感じだったらイヤだね。
というワケで、評判とは裏腹に自分にはちょっと合わない映画でした。残念。
【ひとこと】
あのエキセントリックな精神科医、演じてるのは監督本人だったのか。
タイトルと予告から もっとお気楽なコメディだと思ったけど 全然違う内容だった。 固く言えば、老境にさしかかって振り返る自分の人生、 そしてこれからなにをやりたいか、なにができるか、 どこまで仕事の責任を負えばいいのか、 なにを決断すればいいのか、 と、けっこ...... more
『ローマ法王の休日』---HABEMUS PAPAM---2011年(イタリア)監督:ナンニ・モレッティ出演:ミシェル・ピッコリ、イエルジー・スチュエル、ナンニ・モレッティマルゲリータ・ブイ ある日、ローマ法王が逝去した。 システィーナ礼拝堂には各国の枢機卿が集結...... more
新しい法王を選出する コンクラーべは「天使と悪魔」で すっかり有名になった気がしますが 実は、ほとんどの枢機卿は 法王には選ばれたくないのね〜。 (現実はどうかわかりませんが・・・) 最も有名なカウンセラー?として 監督本人も登場してます。 ローマ法王が亡くなり、世界各国から枢機卿が集う。 全員が心の中では法王に選ばれないようにと祈る中、 予想外だったメルヴィル(ミシェル・ピッコリ)が 新法王に選出される。群衆たちを前にバルコニーで 就任演説をしなくてはならないメルヴィ...... more
「Habemus Papam」…aka「We Have a Pope」2011 イタリア/フランス ローマ法王/メルヴィルに「昼顔/1967」「美しい諍い女/1991」「ランジェ公爵夫人/2007」のミシェル・ピッコリ。 ヴァティカン報道官に「「カイマーノ/2006」のイエルジー・スチュエル。 グレゴリー枢機卿に「イル・ポスティーノ/1994」のレナート・スカルパ。 精神科医/女に「恋愛マニュアル/イタリア的、恋愛マニュアル/2005」「カイマーノ/2006」「題名のない子守唄/2006」...... more
□作品オフィシャルサイト 「ローマ法王の休日」□監督・脚本 ナンニ・モレッティ□キャスト ミシェル・ピッコリ、イエルジー・スチュエル、レナート・スカルパ、ナンニ・モレッティ■鑑賞日 8月11日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0...... more
■ TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞ローマ法王の休日/HABEMUS PAPAM 2011年/イタリア/105分 監督: ナンニ・モレッティ 出演: ミシェル・ピッコリ/イエルジー・スチュエル/レナート・スカルパ/ナン...... more
ローマ法王死去を受けて行われたコンクラーベで新しいローマ法王が選出された。しかし新法王は、就任の演説をすっぽかして、ローマの街へ逃げてしまう・・・。 原題の『Habemus Papam』とはラテン語のようで、「法王が決まった」見たいな意味らしいです。で、邦題の『ロ...... more
軽くてほのぼのとしたタッチのコメディーのように思える劇場予告編で楽しみにしていた『ローマ法王の休日』を観てきました。 ★ 予告編作った人が恨めしい程に、予告編から受けた印象とは違う、新法王の苦悩と翻弄される周囲を描いた重苦しい映画でした。 正確に書くと、...... more
イタリア映画です。 映画館が小さいということもあるけれど、レディースデイに上映開始の2時間前に行ったら、もらった整理券は30番目。立ち見も出るほどの盛況でした。 ローマ法王に選ばれた人が「私にはどうも」と言い出し、周囲が翻弄される。 さすがイタリア映画。 映像的に真実味がある。ロケ地も大道具も小道具も衣装も。他の国ではできない。 第一、イタリア語じゃなくちゃ話になりません。 でも、『ローマの休日』みたいな映画を期待していくとがっかりすることでしょう。 あんなロマンチックな...... more
神の思し召しじゃないの?公式サイト http://romahouou.gaga.ne.jp7月21日公開監督・脚本: ナンニ・モレッティ 「息子の部屋」ローマ法王が逝去し、次の法王を決めるコンクラー... more
2012年7月31日(火) 20:00~ TOHOシネマズ シャンテ1 料金:0円(フリーパスポート) 『ローマ法王の休日』公式サイト フリーパスポート21本目。 そのタイトルと予告編から「英国王のスピーチ」のような笑いありの感動作と勝手に推定。 ところが、重苦しく話が進む。法王に選出され、いきなり鬱になってしまったようだ。 バチカンを抜け出した法王の休日の様は、少々今後の展望を期待させるものであったが、ブック破りで奈落式バーニング・ハンマーを食らったような衝撃のラスト。 笑いを取る以外に存...... more
広場の階段でアイスは食べないけど * * * * * * * * * 今作は予告編を見て、絶対見ようと思いました。 大観衆の前で話すのが嫌で逃げ出すローマ法王の話とは・・・! しかも、題名が「ローマの休日」をもじって...... more
チラシを見て面白そうなので、早速映画館に行ってきました こんな映画作っちゃっていいんですかね? バチカンからクレームはこないんでしょうか? 次期法王や枢機卿(カーディナル)たち。ローマカトリック教会の頂点に立つ方々なのに・・・。 何だかカワイイおじいちゃ...... more
【HABEMUS PAPAM】 2012/07/21公開 イタリア 105分監督:ナンニ・モレッティ出演:ミシェル・ピッコリ、イエルジー・スチュエル、レナート・スカルパ、ナンニ・モレッティ、マルゲリータ・ブイ 神さま、なせ、私なんですか? [Story]ある日、ローマ法王が逝去した。シ...... more
【ネタバレ注意】 ローマ法王は、かつてローマ帝国の首都だったローマの司教である。 数あるキリスト教の教会の中でも、ローマ・カトリック教会はもっとも信徒が多く、その数は11億人以上と云われる...... more
12-64.ローマ法王の休日■原題:Habemus Papam■製作年・国:2011年、イタリア・フランス■上映時間:105分■字幕:岡本太郎■観賞日:8月4日、TOHOシネマズシャンテ □監督・脚本・精神科医:ナンニ・モレッティ□脚本:フランシェスコ・ピッコロ、フェデリカ・ポント...... more
「神様、一生のお願いです。どうか私が選ばれませんように―。」コンクラーヴェ(ヴァチカンで開催される法王選挙)において、システィーナ礼拝堂に集められた各国の枢機卿たちは、全員が必死にそう祈っていた…!(笑) 聖職に身を置いて目指す最終地位といえば法王なのかと思いきや、違うんですね。そう、重圧と責任、人権がある意味なくなるその職をめぐり、心の中では苛烈な争いが生まれてるのです。まあーある程度の地位まで上り詰めて、余生は自由に生きたいというのもわからないではないですね。 そこで選出されたのが...... more
コメディにしたかったのなら、もっと徹底してコメディでいいと思うし、シリアスならシリアスな作品にできると思うけど、やけに中途半端。
引き込まれず、途中で意識を失ってしまいました。
実際のコンクラーヴェ、楽しみです。
・・・というお話だと思ってたんですけどね。
精神科医の元夫婦というのも、結局は何だったのかよくわかりません。
というか、元々この人が選ばれちゃったのは、一種の「いじめ」なのかと思ってたんですが(自分の指名を回避するために皆で示し合わせてスケープゴートにした)、そういうワケでもないようで。