第3巻には第7話
「太陽圏に別れを告げて」、第8話
「星に願いを」、第9話
「時計仕掛けの虜囚」、第10話
「大宇宙の墓場」の4話分を収録。

第7話ではヤマトの戦闘シーンは一切なしでガミラスも出てこない。
メインクルーがかなり掘り下げられているのでお気に入りの一篇なのだが、週一回テレビ放映の普通の番組ならば、スポンサー様のご意向もあったりでなかなかこういったエピソードは許されない気がする。
劇場公開やDVD&Blu-ray発売が先行し、尚且つ有名作品のリメイクだからこそ、なのだろう。
予備知識なしでいきなりテレビでこのエピソードを見た人が、どんな反応を示すのかは興味深い。
そういや台詞はないものの、北野や西条未来が初登場したのはこの回か。
第9話は泣かせのBGMが光るものの、全体としてはかなりあざとい出来。
「ヤマト」らしいかと問われれば、素直に「NO」と答える。
見るべき点は多いもののややムードに流される嫌いがあるし、”寓話”の部分と本篇とが必ずしも上手く融合しているようには思えないのは自分だけか。
さていよいよテレビの放送開始が迫り、第五章の劇場公開も近付いてきているが、毎日追加で発表される主題歌歌手、これが非常に鬱陶しい。
「『宇宙戦艦ヤマト』をドリームチームが歌う!!」などとぶち上げているが、要はレーベルの所属アーティストを総動員しているだけで知らないメンバーばかり。
出演者の中にも小野大輔、鈴村健一、平川大輔、伊藤静らランティスからCDをリリースしているメンバーがいるし、何だか釈然としない。
過去記事は
こちら。