『舟を編む』(2013)
2013年 04月 13日

原作より集約されたキャラクター、逆に膨らまされているキャラクターがいたり、細部に亘って違いはあるものの、なかなか良心的な映画化だったと思います。
原作小説では時代設定や時間経過がぼかされている部分がありますが、この映画では発端が1995年、そしてラストが2010年できっちりと15年間の物語となっています。
小道具やファッション、風俗や俳優さんたちのメイクなどでそれらを表現していますが、そこまでしなくても、と思う反面、『大渡海』が「今を生きる辞書」という編集方針だという設定に従えば、そのこだわりも必要なのかなとも思えます。

敢えて言えば宮崎あおい、彼女だけは決定的にキャラクターが違っていますね。彼女の持つ透明感というのかな、作品全体を包み込むような”癒し”のオーラはとても好きなんですが。
【追伸】
パンフレット、ちょいと高めですが、シナリオも収録され、スタッフ・キャストのインタビューだけじゃなく辞書作りの実態や、実際に辞書作りに携わっている方のインタビューや座談会などもあって、かなり充実した内容になっています。


・映画「舟を編む」(2013年4月13日より公開 松田龍平 宮崎あおい オダギリジョー出演) 出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書づくりに取り組む人々の姿を描き、2012年本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説を映画化。玄武書房の営業部に勤める馬締光也...... more

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2013年4月14日(日) 15:40~ TOHOシネマズ川崎2 料金:1000円(TOHOシネマズデイ) パンフレット:未確認 感じ悪い若造を演じさせると日本で屈指の男、シャイではあるが頑固な好漢を好演 『舟を編む』公式サイト 辞書編集の話。気の長い仕事なのだろうと思ったが、三省堂の大辞林は28年もかかったとのこと。 こちらの大渡海は、15年ちょっとだが、それも気の遠くなる長さ。なにせ出版されない訳だから、長いこと売り上げの無いプロジェクトなのだ。まあ、失敗は許されない。 と、若干のプレッ...... more


大手出版社・玄武書房では、新しい辞書 『大渡海』 の編纂作業が本格的 に始まろうとしていた。営業部から辞書編集部へ転属となった馬締光也(松田 龍平)は、「辞書とは、言葉という大海を渡るための...... more

【監督】石井裕也 【出演】松田龍平/宮崎あおい/オダギリジョー/黒木華/渡辺美佐子/池脇千鶴/伊佐山ひろ子/八千草薫/小林薫/加藤剛 【公開日】2013年 4月13日 【製作】日本 【ストーリー】 ...... more


□作品オフィシャルサイト 「舟を編む」 □監督 石井裕也□脚本 渡辺謙作□原作 三浦しをん□キャスト 松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、小林 薫、加藤 剛、 渡辺美佐子、黒木華、池脇千鶴、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、八千草 薫■鑑賞日 4月13日...... more

三浦しをんに同名の原作小説は出版当時から本屋さんで見かけるたびに気にはなっていたもののハードカバーはちょっと億劫なので文庫化されてからでもいいかなと思っていたら、2012年 ...... more

さて、お久しぶりの映画感想ですね こちら三浦しをんさんの小説原作の映画化ですね ほぼあらすじも知らずに見た映画です 個人的には私は前情報を入れすぎると余計な先入観が入るので何も知らずに見るほうが...... more

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見てから読むか? 映画「舟を編む」感想 笹本敦史 「読んでから見るか。見てから読むか」は30年余り前、文庫と映画をセットで宣伝して成功した角川のキャッチコピーだが、原作を先に読んで、それが気...... more


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舟を編む '13:日本 ◆監督:石井裕也「ハラがコレなんで」「川の底からこんにちは」 ◆出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、 鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、 八千草薫、小林薫、加藤剛、宇野祥平、森岡龍 ◆STORY◆玄武書房に勤務す...... more


五つ星評価で【★★★あるあるは分かった。その先の情動が弱い】 辞書作り作業のとてつもない大変さ、という職業アルアルみたいなのはたいそう面白く見せてもらったけど、演出の ...... more

『舟を編む』は、辞書の編纂という地味で気の長そうな仕事が、想像を遥かに上回るほど地味で気が長いことを描き、そこから絶妙な笑いを生み出すコメディだ。 本作は1995年を舞台にしているけれど、描かれる内容は極めて今日的だ。東日本大震災後の私たちにとって、切実な問題でもある。 それどころか、時代設定が1995年であるところがミソなのだ。 20年にも及ぶ辞書作りは、いつの時代を舞台にし...... more

原作は2012年、本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説「王様のブランチ」で、ずっと、ブックランキングで、1位、ならびに上位をキープしてたので、映像化したら、どんな風になるのかな?と思っていたら、映画の世界でも受賞!密かに、すごく嬉しかったのでした。期待通り、すごく面白かったです。キャスティングもハマってたし、丁寧さと風情があって、贅沢な時間でした。それに、中型国語辞典『大渡海』作りの丹念な作業を「編む」と表したセンスにも感服… 本当に地道で気の遠くなるような作業ですよね。知らなかったので、そ...... more
淡々としてる内容ではあったものの、辞書編纂の行程は自分が全く知らない光景ばかりだったので、なんかかなり興味津々となりながら見入ってた感じがありましたねぇ。登場人物たちも1人1人個性がありユーモアも溢れてたのでつまらないどころか笑ってた方が多かったかも?^^;
・・でも自分は宮崎あおい目当てでもあったのですが、彼女だけイメージ違ってたのですか?今回も良い妻役だな~とか思ってニヤニヤしながら観てた自分だったり・・(汗
辞書作りの過程は勿論原作小説でも丹念に描写されてはいますが、実際にそれを映像で見ると「なるほど~」感が強くなります。
こういう、”仕事に取り組んでいる人”を題材にした映画やドラマって、どうやらかなり好きみたいです。
で、香具矢さんって、原作だとキリっとした美人タイプなんです。
宮崎あおいだと、どうしてもホンワカした感じになりますよね。
それに彼女だと家庭料理を作るイメージはありますが、板前さんのカッコは似合わない……(^^ゞ
なので、途中から配属される岸辺みどりという女性キャラクターがいますけど、あっちだったら宮崎あおいでも良かったかなあ、という感じです。
ただ、出来上がった映画の中で、宮崎あおいはしっかりと存在感があって良かったと思いますよ。
でも、なぜかそう見えてくるから不思議。
あおいさんだけは、やっぱ違うなって。
それこそ、若い時の麻生久美子かなあと思って、本の時からイメージしてました。
マジメくんは瑛太かなあって。
丁寧で、原作への尊重もきちんと見えて、好感のもてる作品でした。
あのぼろアパートがやけにリアルだったです。
実際にあるんですかね。あんな建物。
でも皆さん、それっぽく見えますよね。
しかし香具矢さんはやっぱり宮崎あおいじゃない、と(苦笑)。
自分は何となく黒木メイサとか北川景子を漠然と思い浮かべて読んでたんですけど、どっちも板前さんの格好が似合わなそう、という以前に料理をするイメージがないな。
あのボロアパートは、ロケーションからして素敵でしたね。
なんか昭和30年代の下町というか。

ちなみに北川景子は「チェリーパイ」という映画でパティシエ役をやってます。・・・なんかケーキを作る時に化粧が濃かったのに引いた記憶があるな。