次元警察官のアイは指令を受け犯罪者を追跡中、かつての相棒ユイと再会する。
ユイは次元研究の第一人者の兄と共に、次元テロリスト組織<ダウト>のメンバーとなっていた。
彼らの狙いは特殊能力を持つ少女ハルカ。
その目的は何か?
そして何故ユイは裏切り者となったのか?!
1週間限定ロードショーということで初日に行って来ました。
全国でただ1館、しかも一日一回のみの上映だし、Blu-rayでの上映となっていたので、どうせすぐにソフト化されるんだろうと思っていたのですが、どうしても見たくなってチケットを取りました。
監督・アクション監督が
坂本浩一、そして出演者は
長澤奈央、
木下あゆ美、
高山侑子、海老澤健次、山本康平、中村浩二、
人見早苗、杉口秀樹、島津健太郎。
この中で二人以上の名前に惹かれるものを感じたならば、これは見るべき作品だと思います。

次元警察は「時間」ではなく「次元」を移動します。
パラレルワールドが幾つもあり、それぞれの世界に自分の分身が存在しているという設定になっています。
”敵”の目的は全てのワールドを支配することにあるので、主人公たちは「次元」を飛び回ることになるのです。
その結果俳優たちはそれぞれのワールドで似て非なる別世界の自分(全くの別人と呼べるほど様変わりしている場合も)を演じていますので、何役も演じ違った顔を見せることが出来るというオイシイ側面もあります。
坂本監督なだけにアクションは物凄いですが、それに応える長澤・木下のWヒロインが実に魅力的。
しかも全編アクション、アクションのオンパレード、というわけではなく、笑えるシーン、セクシーなシーン、そして泣けるシーンがミックスされ、価値観がガラっとひっくり返るどんでん返しなど、ビジュアル面だけではない見応えも十分あります。
CGもふんだんに盛り込まれ、失礼ながら「どうせ低予算だろうし、ストーリーは二の次。女の子がエロカッコ良ければそれだけで良いや」などと考えてきたので、そのクオリティには驚かされました。
女性コンビが主役のバディ物は俗に<ダーティペア>物などと呼ばれたりもするみたいですが、これは正に実写版のそれ。
アニメではこの手の作品は沢山ありますが、実写で説得力あるものを作るのは至難の業だと思いますが、この作品は見事に成功させています。
この設定、このシチュエーション、そしてこのコンビ、このままで終わらせるのは実に勿体ない!
是非ともシリーズ化を願ってやみません。
また今回、単館の限定しかもBlu-rayでの上映ということだったのですぐにもソフトがリリースされるのだろうと思っていましたが、嘘か誠か何も決まっていないとのこと。
こりゃメイキングを満載にし、監督と主役の二人のオーディオコメンタリー付きでDVD&Blu-ray、出すべきでしょう。
初日は舞台挨拶付きで坂本監督以下、長澤奈央、木下あゆ美、海老澤健次、山本康平、杉口秀樹、島津健太郎、それに主題歌・挿入歌を歌っているRaychellの8人が登壇。
てっきり型通りの挨拶だけかと思いきや、30分近くのトークショーになってました。
チームワークも抜群で、撮影の裏話でエロ監督ぶりを暴露された坂本監督、おいしいなあ。
【おまけ】
舞台挨拶終了後、長澤、山本、それに監督の3人がシノビチェンジのポーズを披露するサービスぶり。
あと上映終了後、ロビーで出迎えもしていたようですね。
気付かなかった……。
田崎竜太監督や長谷部優らも客席にいたらしいのにも気付かなかったけれど、
紗綾がいたのはわかりました。