『宇宙戦艦ヤマト2199 オフィシャルDVDガイドブック』
2013年 04月 18日
特別付録としてDVDが紹介されてはいるものの、メインはそっちの方だろうなあ。
小野大輔(古代進役)・鈴村健一(島大介役)・出渕裕総監督のインタビュー、220秒版PV、それに第1話「イスカンダルの使者」のAパートのみ収録。収録時間はトータル60分ほど。付録なのだとしたら上出来な部類だろう。
本誌の方もオールカラーで、ストーリー、キャラクターの解説、製作秘話・裏話の披露といった具合に初心者への入門書といった体裁。これで\980はお得?
ただ、基本は『2199』はおろか「ヤマト」すら知らない世代向け。ウチのブログを覗いて下さるような方には物足りないでしょうな……(^^ゞ
驚いたのは書店ではコレの扱いが「ムック本」ではなく「書籍」扱いになっている、という事でした。そして、ぶっちゃけ劇場に行っている人にとっては本の部分に価値が…
いや、それこそエクスカリバーさんの言われるように『初心者向け入門書』と言った感じでしたね。
でも、DVDに収録されている監督や鈴村さん、小野さんのインタビューは一見の価値はあると感じました。新録であるためBDに収録されているのとは別物ですし。これで980円はかなりおお買い得だと思います。
…いや、もっと突っ込んだことが知りたいなら図書館に行ってアニメージュのバックナンバーで出渕さんと安彦さんの対談記事を読むのも手かとは思いますが、何にしろこういうのが出てヤマトに触れる人が増えればいいなぁと思います。
でも扱っている店ってそんなに多くなさそうなのが難点かな。アマゾンでは普通に買えそうですが。あ、それと第一話が半分しか収録されていない事。出した時期が時期なのだから1話丸ごと収録しておけば2話へのつなぎが良かったのに! って思いました。
またこの内容だとやはり放映前に出版するべきだったかと。
2月か3月に出してくれたなら、TV放映に向けての宣伝になったでしょうが、放送開始後の第2話放送直前のタイミングならば仰る通りせめて第1話はきちんと入れて欲しいですよね。欲を言えば第2話まで収録し、後はPVや第6話くらいまでの予告編集なども収録して欲しいところですが。
インタビュー映像は、TV特番やDVD特典のものが一時期に撮られたものばかりだったので、確かに新鮮です。
それにおそらくアフレコの収録も始まって1年ぐらい経っているであろうことから、作品内容やキャラクターについても以前より踏み込んだ発言が増えてますね。
ともあれ今後の展開が楽しみですし、また『2199』関連本が今後も続けて出版されれば良いなあとも思っています。