『トラベラーズ 次元警察』 林壮太郎/原案:坂本浩一
2013年 04月 22日

そのまま映像化するには躊躇われるようなグロテスクな描写、あるいはエロティックな描写が増えているのは、これは小説という特性を活かしたものでしょうが、ストーリー上の差異は、これが初期の脚本をベースにした、そもそもの原案に近いものなのか、それとも小説として味付けを施す際に膨らませたものなのか、さてどちらなのでしょう?
いずれにせよ、映画を見ただけではわかり辛い、もしくは割愛された設定、描写も多いので映画を補完するものとして十分に面白いですし、これ単独でも……と言いたいところですが、やはりこの映画は長澤奈央と木下あゆ美の二人が動いてナンボですから、些か面白さに欠ける、と言っておかなくてはなりませんね。