
メタルヒーロー物としては12作目になるらしいTVシリーズの劇場版で、新しく始まった
<東映スーパーヒーローフェア>という番組の一本として公開された。
同時上映は『仮面ライダーZO』と『五星戦隊ダイレンジャー』。
宣材では未表記だが、本編には「母よ、永遠に! 愛と炎の電脳手術室」という副題がクレジットされている。
『ジャンパーソン』の特徴は、何といっても主人公が変身しない”ロボット刑事”だということだろう。
またジャンパーソンが敵対する組織は3つあって、それぞれが同時に存在しているという点も異色。
といってもこの頃の東映ヒーロー作品は1話から見ているものの、大体2~3カ月くらいで視聴を止めてしまうパターンが殆どだったが、この作品もご多分に漏れず。
この劇場版が公開されたのはTV放映が1クール終了する前後だが、おそらくこの辺りでリタイヤしている筈。
まあ正直言って面白くなかったんだろうね。

この劇場版も久々に見てみたものの、うーん、特に語るべきポイントはないのかな。
JACメンバーが大挙して顔見せ出演してるとか、若草恵の音楽が
ジェリー・ゴールドスミスが担当した
劇場版『スター・トレック』のテーマ曲っぽくて格好良いとか、そのぐらい…?
あ、紫を基調としたジャンパーソンのボディカラーは、ヒーロー物の主役としてはかなり珍しいかも。
また”ロボット刑事”という設定と裏腹に、そのデザインはメタルヒーローの元祖「宇宙刑事」のラインを踏襲していて、並べてみれば「新しい宇宙刑事」だと主張しても違和感はない…と思う。