去年の夏に出てすぐ買ったのに、ずーっと積読状態になっていた本をサルベージ(そんなんばっかだけど)。
今放送中の『ガリレオ』の原作(の一部)ですな。
読み終わるまでドラマは見ないと決めていたけれど、まだもう一冊あるんだな、これが。
というわけで「幻聴す(まどわす)」「心聴る(きこえる)」「偽装う(よそおう)」「演技る(えんじる)」の四篇を収録した4冊目の短編集。
なぜかこの本からナンバリングが振られるようになったようで、シリーズ通算では7冊目。

短編だと舞台やシチュエーションはバラエティに富むものの、キャラクター同士の掛け合いだとかそういった面での面白さには欠ける傾向があるけれど、これは仕方ないだろう。
ただ湯川の変人ぶりがあまり感じられなくなってきているのはちょっと寂しいかな。
周囲に対しても比較的常識的に振舞っているいるし、草薙の依頼にも積極的にとまで行かないが割と協力的になってきているので、初期の”湯川らしさ”がやや薄れてきているような。
全体的な感想としては、お話としては面白いけれど、謎解きの部分はサッパリ、といったところ。
やはり理系には付いて行けないなあ。
なんでそこに注目するのか、その結果がどういうことなのか、解説されても全然わからん……。