『仮面ライダーフォーゼ <31話32話ディレクターズカット版>』
2013年 05月 16日
『仮面ライダーフォーゼ』31話、32話を一つのエピソードとし、未放送映像を約10分追加した再編集版。
仮面ライダーメテオこと朔田流星は探し求めていたアクエリアス・ゾディアーツにやっと巡りあい、親友を救うために仮面ライダー部のメンバーを裏切りアクエリアス・ゾディアーツに取引を持ちかける。仮面ライダーフォーゼこと如月弦太郎をこの手に掛けてしまうメテオだったが、それがタチバナの怒りを買って変身を強制解除され、メンバー全員にその正体を知られてしまう。
全てを失った流星は自らを裏切り者と貶めるが、実は裏切ったのは自分の本当の気持ちだったことに気付く。弦太郎に代わり身体を張ってライダー部のメンバーを守ろうとする流星。だがメテオに変身することも叶わず遂に力尽きようとした際、その身体を支えたのは何と絆の力で奇跡的に甦った弦太郎だった。
今まで正体を隠していたメテオが流星であることがわかり、晴れてライダー部の仲間入りを果すという後半に向けて大きなブリッジとなる重要なエピソードで、弦太郎や流星は勿論のこと、歌星賢吾をはじめとするライダー部の面々の熱い芝居、そして二人の生身のアクションシーンなど見所も満載。トータル1時間近い長尺に生まれ変わった本作は、劇場用作品と比べても遜色のない仕上がりと言えるだろう。
オーデォコメンタリーは弦太郎役の福士蒼汰と流星役の吉沢亮、そして坂本浩一監督。
監督を信頼しきっている二人の発言と、皆を楽しませながら、かつ自分が一番楽しんでいたであろう坂本監督の発言が聞いていて非常に楽しい。