『史上最強の大臣』 室積光
2013年 05月 22日

こんな内閣が本当にあれば、と思わせてくれた『史上最強の内閣』の続編。
今回は国際情勢が舞台だった前作と違い、大阪府の改革がテーマ。ということでスケールダウンしているのかと思いきや、その内包する問題はより大きく深くなっている。
マスコミのあり方も含めて今回も色々と考えさせられる内容で、前作に比べるとコメディ色はかなり薄められているけれども読みごたえは十分。今回が「完結編?」という触れ込みではあるが、まだまだこの内閣には再登板して欲しいものである。

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最新作「史上最強大臣」が出ましたね。
「史上最強の内閣」の続編、でしたが、教育問題ということで、いろいろと考えさせられますなぁ。
birthday-energy.co.jp/
ってサイトは室積さんの本質にまで踏み込んでましたよ。この作品の読後感がイマイチなのは害年だからとか。次作に期待です!
ここまでの内容だとどっかから圧力かかるんじゃないかと余計な心配をしてしまうところなのですが、続編構想があるなら読んでみたいですね。
この著者の他の作品も読んでみようかな。