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『夏目漱石の美術世界展』

とうとうこの日、3箇所めの展覧会。
こちらは東京藝術大学大学美術館という所で、恥ずかしながら初めて知りました。もちろん、中に入るのも初めてです。

こちらは……なんと言いますか、落ち着いて見られましたね。
『夏目漱石の美術世界展』_e0033570_21304169.jpg必ずしも場内が空いていたという程でもないのですが、ラファエロだのダ・ヴィンチだのに比べると通の人が多いようで、皆さんテキパキと回ります(決してせっかちではありません)。鑑賞慣れしているのでしょう。

また展示の内容も非常に興味深いものでした。
夏目漱石の作品に出てくる美術作品、漱石が影響を受けたり愛でていた作品、また漱石作品の挿絵や、漱石自身と親交のあった作家の作品など国内外問わずバラエティに富んでいます。

ターナーやウォーターハウスといった近年ちょいと気になりだした作家のものや、横山大観、黒田清輝、青木繁、ミレーなどが一堂に会した良くも悪くもごった煮の魅力で、「夏目漱石」という作家を多面的に捉える試みも面白いと思います。
3つ回った中では一番満足度が高かったですね。期待値は正直、一番低かったのですが。
by odin2099 | 2013-05-30 21:30 | ミュージアム・イベント | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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