『チャーメインと魔法の家』<ハウルの動く城>3 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2013年 06月 10日

それにかなり入り組んだ構造になっているので、なかなかどうしてスンナリ作品世界に入って行けませんでした。
というより、ぶっちゃけ「ハウルの動く城」という作品世界、自分の好みとは随分と違っているのだろうなあ。決して「詰まらない」とは思いませんが、素直に「面白い」「大好き」とは到底言えませんねえ。こればっかりは愛称だから致し方ないところで。
ところでこの作品、「シリーズ完結編」という宣伝のされ方をしていますが、ハウルたちにとっては単なる冒険の一篇といったところです。
実際、「訳者あとがき」によれば著者は更なるストーリーの構想も持っていた由。これが最終作になってしまったのは、ひとえに著者が2011年に亡くなってしまったからなのでしょう。そう考えるとちょっと勿体ない気もしますね。