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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『チャーメインと魔法の家』<ハウルの動く城>3 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

あの「ハウルの動く城」に3作目があることは、つい最近まで知りませんでした。ずーっと2冊しか出てませんでしたからね。で、2008年に出版されたもののずーっと未翻訳だった第3巻がようやく刊行。前2作が文庫化されたタイミングなので、こちらは最初から文庫で出るのかなと期待したのですが、うーん残念、単行本でした。

e0033570_21502890.jpgお話は前作同様、直接繋がっていません。それにハウルにソフィー、カルシファーも出てきますが重要な脇役といった塩梅で、主人公はチャーメインという女の子。それにピーターという男の子も準主人公格として出てきますが、まあこの二人が凡そ”良い子”というタイプではなく(”悪い子”でもないのですが)、読んでいて結構イラつくイラつく……。
それにかなり入り組んだ構造になっているので、なかなかどうしてスンナリ作品世界に入って行けませんでした。

というより、ぶっちゃけ「ハウルの動く城」という作品世界、自分の好みとは随分と違っているのだろうなあ。決して「詰まらない」とは思いませんが、素直に「面白い」「大好き」とは到底言えませんねえ。こればっかりは愛称だから致し方ないところで。

ところでこの作品、「シリーズ完結編」という宣伝のされ方をしていますが、ハウルたちにとっては単なる冒険の一篇といったところです。
実際、「訳者あとがき」によれば著者は更なるストーリーの構想も持っていた由。これが最終作になってしまったのは、ひとえに著者が2011年に亡くなってしまったからなのでしょう。そう考えるとちょっと勿体ない気もしますね。
by odin2099 | 2013-06-10 21:51 | | Trackback | Comments(0)
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