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『名作アニメの風景50』

世界各地の美しい風景を集めた写真集なんですが、ちょっと変わった切り口です。
「誰もが知ってるあの物語の舞台へ」というコピーが付いてますが、色々な物語に出てくる舞台を、実際の写真で見せようという企画。例えば「シャーロック・ホームズ」とか特定の作品に限定した写真集とか雑誌の特集記事なんかはこれまでもありました。ホームズとワトソンが下宿していたのはこの辺りとか、あの事件が起こったのはこの辺りだとか。
それを不特定多数のアニメ作品を対象にやってしまおうというのがこの企画です。

『名作アニメの風景50』_e0033570_23181311.jpgこの本が出たのは一昨年の暮れ。その時に書店で見かけて「なんか面白そうだな」とは思ったものの、パラパラめくって書棚に戻しちゃったんですが、その後なんとなーく気になりだしたもののなかなか見かけず、先日別の書店でまだ並んでいたのを見つけて遂に買っちゃいました。

『アルプスの少女ハイジ』で紹介されているのはスイス・マイエンフェルト、『赤毛のアン』ではカナダ・プリンスエドワード島、『紅の豚』はイタリア・アドリア海周辺、『ニルスのふしぎな旅』はスウェーデン、『母をたずねて三千里』はイタリア・ジェノバ、まあこの辺りは妥当なのですが、『海のトリトン』がギリシャ・サントリーニ島、『バビル二世』でイラク・バビロン砂漠(間違ってはいないけど)、『ドラえもん/のび太の南海大冒険』のカリブ海あたりになると段々「?」マークが浮かんできますね。『ふしぎの海のナディア』の南極大陸は…これはこれでアリ?

『機動戦士ガンダムII/哀・戦士篇』が南米大陸だったり、『新世紀エヴァンゲリオン』が日本・神奈川県箱根周辺、『三国志』が中国・長江なのは当たり前といえば当たり前ですが、正面切って出されるとそれなりに感動します。
by odin2099 | 2013-06-21 23:21 | | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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